今回の記事では
ポイント
- スマホ用のレンズ(カバー)を探している方
- 100均でスマホ用レンズ(カバー)を探している方
- 100均ダイソーのスマホレンズの使用感を知りたい方
今回の記事では上記のような方たちの悩みに役立てる記事として、100均ダイソーの「スマートフォンレンズセット」を紹介したいと思います。
この記事で分かること。
- スマホ用レンズの種類
- 100均ダイソーのスマートフォンレンズの詳細
- 100均ダイソーのスマートフォンレンズを使用した感想
はじめに
年々、進化しているスマホのカメラ機能。
新しいiPhone15では、2倍の望遠オプションがついて、3段階の光学ズームに対応するようになりました。
とは言っても、一眼レフカメラのようにマクロレンズや魚眼レンズに対応しているスマホはまだありません。
別途、他のレンズを購入しなければいけませんね。
しかしながら、スマホ用の小さなレンズといっても、結構なお値段です。高いものですと、数万円もするものもあります。
いきなり、高いレンズを購入するのは気が引ける、と考えている方は多いでしょう。
そんな方のために今回の記事では、100均ダイソーのスマートホンレンズセットをご紹介します。
実際に私が1週間ほど使用して、感想を述べていきますよ。
購入する際の参考にしてください。
スマホ用レンズの種類
100均ダイソーの商品を紹介する前に、世の中のスマホ用レンズの種類を簡単に見ていきます。
現在主流となっているスマホ用のレンズは大きく分けて4つです。
望遠レンズ
被写体を拡大して撮影したいときに使うのが「望遠レンズ」です。
スマホに望遠機能が付いているものもありますが、画面を切り取って拡大しているだけ。
そのため、画質は落ちてしまいます。
画質を落とさずに、写したい被写体を大きくできるのが、望遠レンズのメリットです。
広角レンズ
画角が広く、遠近感を強調できる画像を撮れるのが広角レンズです。
広範囲にピントを合わせることができるので風景撮影に向いています。
狭い室内の撮影でも、奥行き感を出せますので、自撮りにもメリットがありますよ。
ただし、広い画角から生じる「歪み」がでるデメリットもあります。
マクロレンズ
肉眼で見ることができないような、小さな被写体を撮影できるのがマクロレンズです。
普通のレンズでは、被写体に近づきすぎるとボヤけてしまい撮影できません。
マクロレンズを使えば、昆虫の羽や、植物から流れ落ちる水滴まで綺麗に撮影できます。
魚眼レンズ
別名「フィッシュアイレンズ」と呼ばれ、文字通り魚の目から見たような画像を撮影可能。
広角レンズ以上に広い範囲を撮影できますが、約180度という範囲を収めますので歪みが出ます。
この歪みを楽しめるのが魚眼レンズの特徴の一つです。
100均ダイソーのスマホ用レンズの詳細
それではここから、今回ご紹介するスマホレンズセットがどのような物なのかを見ていきます。
正式名称は「スマートフォンレンズセット」。
セット内容は、6種類です。それぞれのレンズにカバーも付いています。
セット内容
- クリップ
- 魚眼レンズ
- マクロレンズ
- 広角レンズ
- レンズカバー
- 収納袋
素材は、レンズハーツがABS樹脂、ポリエチレン、アクリル、スチール。収納袋が、ポリエステルです。レンズパーツとカバーの大部分がプラスチックでできています。
ABS樹脂は、3種類のモノマーを組み合わせてつくられる、機能バランスのいい素材です。非常に汎用性が高く、家電製品や自動車、家具や建材など、世の中の幅広い製品に活用されています。
引用元:meviy「ABS樹脂とは?特徴や用途、類似素材との違いを解説」より抜粋
各パーツのサイズは、クリップが幅5cm x 高さ2.5cm、レンズはマクロレンズが直径1.5cm、ワイドレンズが1.8cm、魚眼レンズが2cmです。
小さいので無くさないようにしましょう。
色は黒。
対応しているスマホのサイズは、下記です。
- カメラレンズの中心から機器の端まで:25mm以内
- 厚み:13mm以内
もちろん対応していないスマホもありますので、確認しておきましょう。
また、スマホの撮影モードによっては、画像にレンズが映り込む場合もあるので注意です。
使用方法がパッケージ箱に明記されています。
使用方法
- 使用するレンズをクリップに取り付けます。マホにクリップを挟んで、カメラ部分にレンズがくるように位置を調整します。
- スマホにクリップを挟んで、カメラ部分にレンズが来るように位置を調整します。
- それぞれのレンズモードで撮影します。
広角レンズを使用する場合は、マクロレンズも取り付けなければいけません。
特徴としては、魚眼・マクロ・ワイドの3つのレンズが使用できることです。
販売元は株式会社大創産業で、生産は中国になります。
価格は100円(税込み110円)です。
100円ショップダイソーの「スマートフォンレンズ」を使用した感想
それではここから私が実際に1週間ほど使用してみた感想を述べていきます。
iPhone12を使用して、撮影しました。
ここが良かった
初めに良かった所からです。
100円で3種類の撮影が可能
一番良かったところは、たったの100円(税込110円)で3種類のレンズを楽しめることです。
魚眼レンズ、マクロレンズ、広角レンズの3種類とクリップ、レンズ蓋、収納袋付きで100円。
コスパは最強でしょう。
スマホ用のレンズとは言え、3種類全て揃えようと思うと6,000円から10,000円ほどはします。
もちろんレンズの性能は劣りますが、出来るだけ安く3種類のレンズを使用したいという方には、大変重宝します。
収納袋とレンズカバーも
次に良かったところは、収納袋とレンズカバーが付いて持ち運びもラクなのと、取り付けが簡単なことです。
「収納袋なんて」と思うかもしれませんが、一つ一つのレンズのサイズは約2cmです。
厚みは5mmくらい、さらに色は黒1色のため、目立ちません。
誤って無くしてしまう恐れは否定できません。収納袋が有るか、無いかだけでも大きな違いですね。
また、取り付けが簡単なのも好感触です。
レンズをクリップに回して取り付け、スマホのカメラ部分に挟むだけ。
キチンとカメラ部分に収まるように調整は必要ですが、手間もかからず、撮影したいとにすぐ用意できます。
マクロレンズが秀悦
最後に良かったことは、マクロレンズが秀悦なことです。
ほとんどの方が、マクロレンズを使用したことはないと思います。
マクロレンズを使えば、インパクトのある写真が撮れるのは勿論のこと、自分の知らなかった世界を見ることが可能です。
ちょっと大袈裟かもしれませんが、それほどマクロの世界は魅力的でした。
ここがイマイチ
もちろんイマイチなところもありました。
レンズ性能
格安で3種類のレンズを楽しめることは良かったのですが、レンズ性能はイマイチです。
特に魚眼レンズが顕著でした。
約180度もの広い範囲を撮影できますので、インパクトのある写真は取れますが、大変ぼやけます。
ピントが合う範囲は中心付近のみで、外側にいくほどぼやけてしまいますね。
次に、広角レンズです。
広角レンズを使用するには、マクロレンズと一緒にクリップに取り付けなければいけません。
2つのレンスを取り付けるため、カメラから距離が離れてしまい、画像の周辺が黒く滲んでしまいます。
カメラ用語で言う、レンズフードが映り込むことによって起こる「ケラレ」です。
広大な景色などを綺麗に撮影したい方には向いていないでしょう。
使用できないスマホもある
次に残念だったのは、使用できないスマホもあることです。
先ほども述べた通り、対応しているスマホのサイズは、厚み13mm以内、カメラレンズの中心から機器の端まで25mm以内という制限があります。
薄型のスマホが増えていますので厚みは問題ないとしても、カメラレンズまでの距離で使えないスマホは多々あるでしょう。
最近発売された「Xperia PRO-I」などがそうです。
カメラレンズはスマホの中心部分にありますので、使用できません。
使用できるスマホが限られるのは、マイナス点でしょう。
カバーは必須
最後に気になったのが、レンズの汚れ。
レンズの汚れは、スマホ用のレンズに限ったことではなく、一眼レフカメラなどでも起こりうることです。
出来るだけレンズ部分を触らないように扱わないと、レンズ表面が汚れてしまいます。
しかしながら、今回の商品はスマホ用ですので小型です。
直径サイズは約2cmで厚みに関しては5mmほどしかありません。
どうしてもクリップに装着する場合にレンズに触れてしまいます、、、指紋が付くので撮影した画像にも影響が出ます。
使用しない場合は、常にカバーを付けておくことが大事です。
100均ダイソーの「スマートフォンレンズセット」の総評
それでは100円ショップダイソーの「スマートフォンレンズセット」の総評になります。
私がこちらの商品に点数をつけるとすれば、90点です。
総評
- 100円で3種類のレンズを楽しめる
- マクロレンズは試す価値あり
- 魚眼レンズと広角レンズの性能はイマイチ
上記がこの点数の理由です。
多少の不満点もありましたが、それでも100円で3種類の撮影が楽しめるのは、大きなメリットです。
この商品を一度試して、気に入ったレンズがあれば高価なものを購入するのも良いでしょう。
望遠レンズも欲しい方は、こちらがオススメです!
まとめ
100円均ダイソーの「スマートフォンレンズセット」のご紹介でした。
コスパは最強のスマホ用レンズセットでした。
インスタグラムやtiktok用に購入してみてはいかがでしょう。
また面白いものを見つけたらご紹介します。
この記事が気に入った方は、前回の記事もどうぞ!