今回の記事では
ポイント
- お菓子などの袋を熱で留めるシーラーを探している方
- 100均でハンディーシーラーを探している方
- 100均ダイソーのイージーシーラーの使用感を知りたい方
今回の記事では上記のような方たちの悩みに役立てる記事として、100均ダイソーの「イージーシーラー」を紹介したいと思います。
この記事で分かること。
- シーラーの種類と選び方
- 100均ダイソーのイージーシーラーの詳細
- 100均ダイソーのイージーシーラーを使用した感想、使えない?
はじめに
鮮度を保ちながら食材を保存できるのが「真空パック機」、別名フードシーラーです。
生肉や調理した野菜などの保存に重宝します。数多くのメーカーが販売していますが、価格は数千円から数万円もします。
そんな高価な商品でなく、お菓子や調味料の袋などを留められるハンディシーラーも販売されているのをご存知ですか。
名前の通り小型サイズのシーラーです。用途は限られますが、真空パック機よりもお手軽価格で購入できます。
そこで、今回は100均ダイソーのイージーシーラーを紹介します。
実際に私が1週間ほど使用した感想を述べていきますよ。
購入する際の参考になります。
フードシーラーの種類と選び方
ここでは、フードシーラーの種類や選び方を解説いたします。
シーラーの種類
フードシーラーは形状によって3種類に分けられます。
シーラーの種類
- 業務用タイプ
- 卓上タイプ
- ハンディタイプ
業務用タイプ
3種類の中で一番サイズが大きくなるのが業務用タイプ。
大きな食材でも鮮度を保ちながら保存できますので、家族の人数が多いご家庭に向いています。
サイズが大きい分だけ価格も高くなるのがデメリットです。
卓上タイプ
家庭用で最も一般的なのが、卓上タイプ。
種類も機能も豊富ですし、価格も幅広く、各ご家庭に合った商品が見つかりやすいです。
残った料理を真空パックにして保存したい方にオススメ。
ハンディタイプ
最もお手軽に使えるのがハンディタイプ。
種類も機能も他の2タイプに比べて少なくなりますが、スナック菓子や調味料の袋などを密閉するには便利です。
真空にして保存できないのがデメリット。
シーラーの機能
次に、フードシーラーを選ぶ際にチェックしたい機能を解説します。
真空パック機能
一番食材の鮮度を保ちながら密閉できるのが真空パック機能。
生の食材でも袋を脱気することにより、真空状態で保存可能です。
フードシーラーで一番人気の高い機能ですが、専用の袋を購入する必要があり、ランニングコストは高くなる傾向にあります。
水対応機能
業務用のフードシーラーを検討しているのなら、考慮したいのが水物対応機能。
汁物などの作り置き料理を保存するのに最適です。
食材だけでなくさまざまな料理の保存が可能ですので、事前に確認しましょう。
ヒート機能
ハンディタイプのフードシーラーが採用しているのがヒート機能。
脱気して食材を保存するのではなく、袋に熱を加えることで密閉します。
手軽に使えるのはメリットですが、使用用途が限られるのがデメリットです。
100均ダイソーのイージーシーラーってどんなアイテム?
それではここから、今回ご紹介する100均ダイソーのシーラーがどのような商品なのかを見ていきます。
正式名称は、「イージーシーラー(Easy Sealer)」。
色は白とグレーがありましたが、私はグレーを選びました。
単三形アルカリ乾電池を2本使用しますが、付属されておらず、別途購入しなければいけません。
本体は開け閉め可能で、蓋を開き電池カバーを外し、電池をセットします。
本体先端に発熱部が設けられ、熱を利用して溶着できる仕組みです。
発熱部には安全カバーが付いていますので、誤って発熱部が押されるのを防げます。
ダイソー店舗では、キッチン消耗か日用品売り場で見つかります。
サイズは、長さ9.6cm x 高さ5.3cm x 幅4.5cmです。大人の手にちょうど収まるサイズ感ですね。
材質は、本体がABS樹脂、板バネがステンレス鋼、ネジがスチール、発熱部がセラミック、シリコーンゴム、ステンレス鋼、スチール、鋼、PTFE布になります。
100均一でここまで種類の多い材質を使った商品は初めてです。
本体のABS樹脂は100均ではよく使用されています。
ABS樹脂は、3種類のモノマーを組み合わせてつくられる、機能バランスのいい素材です。非常に汎用性が高く、家電製品や自動車、家具や建材など、世の中の幅広い製品に活用されています。
引用元:meviy「ABS樹脂とは?特徴や用途、類似素材との違いを解説」より抜粋
使用方法ですが、
1ー 安全カバーを解除し、蓋で約3秒間発熱部を押さえます。
2ー 発熱させた後、袋の一方を持ちシーラーで閉じたい方向にスライドさせます。
袋の素材や厚さにより速度と押す力を調整するのがコツです。
本体先端に除き穴と目安ラインがありますので、活用しましょう。
特徴として下記が挙げられます。
特徴
- 熱で袋を溶着できる。
- 安全カバーが付いて、誤溶着を防ぐ。
- 厚さ0.1mmまでのアルミ蒸着袋、ポリプロピレン、塩化ビニルに対応。
販売元は株式会社大創産業。生産は中国です。
価格は100円(税込み110円)。
100円ショップダイソーの「イージーシーラー」を使用した感想
ここからは、私が実際に1週間ほど使用した感想を述べていきます。
ネットの「使えない」という口コミも合わせて検証していきますよ。
ここが良かった
初めに良かったことからです。
簡単に溶着できる
最初によかったことは、ネットの「使えない」という口コミに反して簡単に溶着できたことです。
実際に私も半信半疑でしたが、思ったよりもすんなりと袋の口を留めることができました。
多少のコツは必要ですが、「使えない」なんてことはありません。
「使えない」という口コミが出始めたのが2016年ごろです。ダイソーさんも改良を重ねて今の商品に至ったのかもしれません。
もしくは、使い方ではないでしょうか。急いで「スッ」と軽い力でスライドすると、ところどころ引っ付いていない箇所がありました。
急がずにゆっくりと力を入れてスライドすれば、しっかりと溶着できます。
もう一つ考えられるのが、袋の厚み。
パッケージ裏面にも記載されている通り、使用できる袋は「アルミ蒸着袋・ポリプロピレン・塩化ビニル」で厚み0.1mmまでです。
これよりも厚い袋ですと溶着しない可能性もありますね。
昔はどうであれ、2024年に発売されているイージーシーラーは、簡単にしっかりと溶着できます。
覗き穴と目安ライン
次に良かったのが、除き穴と目安ラインです。
本体のの先端には左右に2つ穴が空いており、袋のどこを圧着しているのか確認することができます。
さらに、2つの穴の間には細い目安ラインが敷かれていますので、袋の端に沿ってスライドすることが可能。
一見するとたいした機能ではないと思うかもしれませんが、有るのと無いのとでは大違いです。
キレイに溶着させようと思うと、少し力を入れてスライドさせなければいけません。
しかしながら、袋はプラスチック素材ですので、気を付けないと滑ってしまいます。
もちろん滑った箇所は溶着されず、完全に密封することができません。
除き穴と目安ラインが有ることで、キレイに完全に密封することが可能となります。
ここがイマイチ
次にイマイチだと感じたことです。
電池を入れる部分
1つ目が電池を入れる部分の作りです。
皆さんご存知の通り、乾電池は金属(電池端子)に接することで本体にエネルギーを供給しています。
プラスとマイナスがあり、出っ張り部分にプラス、出っ張りのない部分にマイナスを設置しますね。
ただし今回の商品では、プラスもマイナスも出っ張りの金属(電池端子)に接続しなければいけません。
普段ですと簡単に入れられますが、そうはいきませんでした。
プラスとマイナスのどちらも出っ張っていますので、一苦労です。
さらに、少し力任せに入れた為に、出っ張り部分が曲がってしまい、電池が入るように直さなければいけませんでした。
結構面倒です。
100均の商品だから納得もいきますが、そうでなければ不良品だとクレームを付けたくなります。
いくら安いといっても大きなマイナス点だと感じました。
安全装置
2つ目にイマイチだと感じたのが、安全装置です。
画像を見て頂ければ分かりますが、安全装置といってもプラスチックのカバーを上方向にスライドさせるだけです。
確かにカバーを被せておけば、直接手が触れる心配はありませんので安全です。
簡単に安全対策ができて便利だと思うかもしれません。
しかしながら、安全カバーは誰でも簡単に解除できます。しっかりとロックできるような仕組みにはなっていません。
特に力は必要ありませんので、小さなお子さんでも可能です。
ちょっとした火傷くらいで済めば良いかもしれませんが、熱を発するアイテムですので火事の心配もあります。
もう少し工夫がされていれば安心して使用できたと感じました。
ダイソーのイージーシーラーの総評
それでは100円ショップダイソーの「イージーシーラー」の総評になります。
私がこちらの商品に点数をつけるとすれば、65点です。
総評
- 簡単に溶着可能
- 電池をはめ込む箇所の作りは価格相当
- 改良の余地がある安全装置
上記がこの点数の理由です。
食べかけのスナックや調味料の袋を簡単に密封できるダイソーのイージーシーラー。
ネットの口コミとは違い、簡単に溶着できて「使えない」なんてことはありませんでした。
しかしながら、細部の作りは100円相当の商品なのも事実。完全密封できるのは便利ですが、ちょっと面倒です。
私なら袋止めクリップでいいかな、というのが正直な感想です。
やっぱり高性能なフードシーラーが欲しい方は、こちらがオススメです。
まとめ
100円均ダイソーの「イージーシーラー」のご紹介でした。
袋を溶着して密閉できる便利なアイテム。ダイソーではコンパクトタイプのシーラーが販売されています。
「使えない」なんてことはありませんでしたが、使う方によって意見が分かれるのではないでしょうか。
気になったらダイソーへGo!