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久しぶりに出会えた良作、映画「ウインド・リバー」を観て感じた日本人としての私

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今回の記事では

ポイント

  • 「ウインド・リバー」ってどんな映画?
  • 出演者は誰なの?いつ製作された映画なの?
  • 簡単なあらすじが知りたい

今回の記事では上記のような方たちの悩みに役立てる記事として映画「ウインド・リバー」をご紹介します。

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はじめに

今回紹介する作品は今の日本ではほとんどの方が知らないテーマを扱ったものとなっています。物語が秀悦なため、心に響く箇所も違ってくると思います。

サスペンス映画というジャンルで描かれてはいますが、見る人によってはドキュメンタリーやドラマと感じる人もいるでしょう。ちょっと難しく感じるかもしれません。

そんな方のために、自称映画オタクの私が好き勝手に作品をレビューしていきます。映画鑑賞歴約35年、中学生の時から映画に魅了され延7000本ほどの映画を見てきました。

そんな映画オタクが観た映画をレビューして最後に点数をつけていきます。

映画選びの参考にしてください。

見どころ・解説

『最後の追跡』などの脚本を手掛けてきたテイラー・シェリダンが監督と脚本を務めたサスペンス。ある事件を調べる女性FBI捜査官と地元のハンターが、思わぬ真相にたどり着く。『アベンジャーズ』シリーズなどのジェレミー・レナー、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』などのエリザベス・オルセン、『スウィート・ヘル』などのジョン・バーンサルらが出演。『最後の追跡』で音楽を担当したニック・ケイヴ、ウォーレン・エリスが本作でも組んでいる。

引用元:シネマトゥデイ

映画情報

映画情報

  • ジャンル:  クライム・サスペンス
  • 監督:    テイラー・シェリダン
  • 脚本:    テイラー・シェリダン
  • 製作:    ピーター・バーグ
  • 製作総指揮: エリカ・リー
  • 音楽:    ニック・ケイブ
  • 公開:    2017年8月
  • 上映時間:  107分
  • 製作国:   アメリカ合衆国
  • 言語:    英語
  • 配給:    KADOKAWA

出演者

  • ジェイミー・レナー
  • エリザベス・オルセン
  • ジョン・バーンサル

あらすじ

アメリカワイオミング州ウインド・リバー・インディアン居留地、雪山に囲まれた雪原である日、少女ナタリーの死体が発見された。

経験の浅いFBIの捜査官ジェーン・バナー1人が派遣されるが、慣れない雪山の過酷な環境での捜査のため第一発見者で野生生物局のハンター・コリーに捜査の協力を求める。共に事件を追っていく中、もう一人ナタリーの恋人マットの遺体を森の中で発見する。

深まる謎の中、犯人の目星をつけて犯人を追っていくが、ネイティブアメリカン社会の闇に直面することとなる。

映画「ウインド・リバー」を観た感想

ここからは、私が実際に観た感想になります。

秀悦な脚本

私この作品、何の予備知識もないままに観ました。アベンジャーズシリーズのジェレミー・レナーとエリザベス・オルセンが出演しているサスペンスなので面白いかな、ぐらいの感じであまり期待しないで観たのですが、「久しぶりにいい作品に出会えた」と、観終わった後に思えました。

大まかなストーリ自体は、サスペンスでよくある勧善懲悪物なのですが、脚本は素晴らしいものでした。全く無駄がありません。

舞台はワイオミング州のインディアン居留地ウインド・リバー。先住民族のインディアンが強制移住させられた過酷な環境の土地。大自然の雪山だけがそびえる娯楽も楽しみも生きがいもない土地。

その雪山を少女が夜中に一人、何かから逃げるように裸足で走るシーンから作品は始まるのだが、冒頭から極寒の凍ついた映像が殺伐とした空気を画面に漂わしている。夜が明けても見渡せるのは一面の雪原のみ、それだけでそこに住む者の生活の過酷さが伝わってくる。

住人の多くはネイティブアメリカン、住む場所を奪われ、何もない土地へ移住させられた人々の心の部分を描いている先住民の物語でもある。

いくつかの物語

この土地ではアメリカの法律も行政サービスもままならない。それゆえにドラッグに溺れるものも多く、犯罪が多発していく。広大な土地にいる警察官はたったの6人、治安は守られていない状態。今回の作品の表立った題材の1つの少女レイプ事件も起こってしまう。人権さえも無視されてしまうかのような扱いの中で生きていかなくてはいけないネイティブアメリカンの人々。

視聴者が一番衝撃的に感じるのはこの物語だろう。今までにレイプ事件を扱った作品は数多くあったが、多くはレイプ事件を本題とした作品だった。しかし、今作はそれにとどまらない。

もう一つ主人公ジェイミー・レナーと被害者の娘を亡くした父2人のドラマでもある。やり場のない怒りと苦しみと悲しみを静かに演じる二人。

「悲しみにどう向き合えばいいのか?」と聞かれたときのジェイミー・レナーの心の痛みと心の内面を表す演技は心を打つものがあります。

法律では裁けない

そして最後に物語全体のテーマ、人間の作った法律など及ばない環境で正義を求める物語。復讐の物語である。警官が6人しかいない居留地ゆえに起こる事件、法律では裁けない脅威に対し主人公が裁きを下す。

最近観たトム・クルーズの「アウトロー」に通じるものがあるが、今作ではまるで神の裁きのように描かれている。

犯罪者を主人公ジェイミー・レナーが遠方からライフルで殺害していくのだが、実際に彼が撃つシーンはない。森の中から銃弾が飛んできて撃ち殺す、見事な演出だった。

アメリカの忘れられた黒い歴史の中で今でも生き続けなければいけない先住民族の人々。「刑務所にいた方が楽でいい生活」など心に響くセリフがいくつかあった。インディアンを描いた作品の中で最も興味深い作品であった。

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映画「ウインド・リバー」の総評

それでは映画「ウインド・リバー」の総評になります。

私がこちらの作品に点数をつけるとすれば、92点になります。

総評

  • 脚本に無駄がない
  • セリフが心に響く
  • しっかりとメッセージを残す作品

がこの点数の理由です。

本当に素晴らしい作品であることは間違いありません。

しかし、レイプ事件を題材にしてサスペンスにしなくとも良かったかなとも思いました。それゆえの92点です。

まとめ

映画「ウインド・リバー」の紹介でした。

皆さんなら今回の作品をどのように評価するのでしょう。

現代日本でほとんど感じることのできない問題を扱った作品でした。このような点も映画のいいところです。

何を観ればいいのか迷ったらこれからも私の記事をご覧ください。

私のレビューが参考になれば幸いです。

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