● 今回の記事では
ポイント
- オンライン英会話で講師が何を言っているのか分からない方
- オンライン英会話で講師の話すスピードが早くて困っている方
- オンライン英会話で講師の言っていることが理解できない方
上記の悩みを抱える方に、「オンライン英会話の講師が何を言っているのか分からない」を解決する方法を解説します。
● この記事で分かること
- どのように聞き取れないか?
- 聞き取れない理由
- 聞き取れなかった時の対処法
● 本記事の信頼性
この記事を書いている私は、アメリカ、カリフォルニア州ロサンジェルスの南、「オレンジカウンティ」に約5年半住んでいました。私も初めはネイティブの言っていることは分かりませんでしたが、今では映画なども、字幕なしで楽しめます。
オンライン英会話を始めてみたけど「講師が何を言っているのか分からない」というのは、英会話学習初心者には誰にでも起こりうる事です。
私もそうでした。アメリカに行った当初は、全然何を言っているのか分からなくて苦労したものです。
いきなり英語を聞けるようになる方はいません。誰でも聞く練習をしなければ、聞けるようにはなりません。しかしながら、聞けるようになるまでレッスンを受講しないのは現実的ではありません。
そこで今回の記事では、オンライン英会話で「講師が何を言っているのか分からない」の理由とその対処方法をご紹介します。この記事を読めば「講師の発言が聞き取れない」時の対処方法が分かり、効率よく英会話学習をすることができます。
どのように聞き取れない?
まず最初に英語を聞き取れないと言っても、「どのように聞き取れないのか」を解説します。ご自身の英語レベルによって、聞き取れるレベルも違ってくるからです。
どのように聞き取れないかは、下記の4つになります。
どのように聞き取れない?
- 全く何を言っているのか分からない
- ところどころ分からない
- ある単語が分からない
- 意味が理解できなかった
一つずつ解説していきます。
全く何を言っているのか分からない
「全く何を言っているのか分からない」、こちらは、超初心者の方でしょう。
講師がゆっくり話してくれても、何も理解できない・聞き取れないケースです。中学校の英語力も身に付いていない方によく見られます。
ところどころ分からない
「ところどころ分からない」。講師がゆっくり話してくれれば多少は聞き取れるけど、まだ大部分は聞き取れてないケースです。
中学校で習う基本的な文法や単語はある程度分かるけど、まだ英語力は初心者レベルの方によくあります。
特定の単語が分からない
「特定の単語が分からない」。
講師がゆっくり話してくれれば大部分は聞き取れるが、語彙力不足の為に聞いたことのない知らない単語が出ると聞き取れない。中学レベルの英語力は身に付いているが、リスニングレベルは初心者の為、知らない単語やイディオムがでるとそこで止まってしまいます。
英会話力が初心者から中級者によく見られます。
意味が理解できなかった
最後に、「意味が理解できなかった」です。
本来ですと「聞き取れない」=「意味が理解できない」ということなのですが、ここでは「聞き取れたけれど、とっさに意味を理解できなかった」ことを指しています。その為、何て答えたらいいのか分からず悩んでしまいます。
リスニング力はある程度身に付いてきたけど、文法力が追いついていない中級者にありがちです。
なぜ聞き取れない?聞き取れない理由
「どのように聞き取れないのか」が分かったところで、次に「なぜ聞き取れないのか」その理由を解説します。
聞き取れない理由は下記の5つになります。
聞き取れない理由
- 英語を聞いた経験がない、又は、少ないから
- 発音が分からない、発音と文字の関係性を知らないから
- 語彙力が乏しい為に、単語やイディオムが分からないから
- 文法が身に付いていない、英語の語順が分からない
- 講師の話すスピードが速いから
一つ一つ見ていきましょう。
1. 英語を聞いた経験がほとんどないから
「英語を聞いた経験がない、又は、少ないから」。誰でもここから始まります。今までの人生において英語を聞く機会がなかった為に、英語を聞き取ることができません。
外国人の友人がいる方でしたら聞く機会もあるかもしれませんが、大部分の方は映画や音楽で英語に触れる機会があるだけでしょう。
映画や海外ドラマでも英語を聞く機会はありますが、実際は字幕を読んでいるので会話を聞いている方はいないでしょう。音楽でもメロディーに合わせて口ずさむだけで、聞いて意味を理解している方もほとんどいないと思います。
2. 発音が分からない、発音と文字の関係性を知らないから
「発音が分からない、発音と文字の関係性を知らないから」。次に、英語の音を知らないからです。つまり発音です。
日本語と英語では音において大きな違いがあります。日本語にはない発音が英語には多くあります。母音では日本語では5つに対して、英語では24つあります。子音では日本語では16つのところ英語では24つあると言われています。また、アクセントやイントネーション、リズムにおいても英語と日本語では全く違います。
そして一番厄介なのが、リエゾン(リンキング)でしょう。
リエゾンとは?
英語では、文章中の2つの単語が連結して発音が変わる現象(いわゆるリエゾン)がよく生じます。リエゾンは、英語ではlinking(リンキング)という呼び方の方が一般的です。
引用元:weblio英語コラム「英語の発音における「リエゾン」(リンキング)の特徴と主なパターン」より抜粋
2つの単語を1つの単語のように発音してしまうリエゾンは、初心者にとっておおきな壁となります。
上記のように英語独特の発音を理解していない為に聞き取れません。
3. 語彙力が乏しい為に、単語やイディオム分からないから
「語彙力が乏しい為に、単語やイディオム分からないから」。次に、語彙力不足になります。単語やイディオムを知らないから聞き取ることができなくなります。
例えば他の単語は聞き取れても動詞や名詞を知らないと、意味を理解できません。そして、イディオムの場合は聞き取れても意味を知らないと理解できません。また、単語を知っていてもその単語の発音方法とアクセントの位置を知らないと聞き取ることはできないのです。
このように語彙力不足も聞き取れない理由の一つになります。
4. 文法が身に付いていない、英語の語順が分からない
「文法が身に付いていない、英語の語順が分からない」。4つ目は文法になります。皆さんご存知だとは思いますが、英語の文法は日本語とは大きく違います。
日本語では主語を省略して話すことが多々ありますが、英語においては絶対に必要になります。SV、SVC、SVO、SVOO、SVOCと主語が初めにきて、その後に目的語や補語などがきます。この単語の並び方を知らないと、リスニングにも影響してきて聞き取れなくなりますし、意味を理解できなくなります。
文法力の有無が聞き取れない理由の1つとなります。
5. 講師の話すスピードが速いから
「講師の話すスピードが速いから」。最後に相手の話すスピードになります。
講師と言ってもさまざまな生徒を相手にしていますので、必ずしもゆっくりとは話してくれません。自分の英語の理解力以上の速さで話されると、思考が追いつかなくなり理解できなくなって聞き取れません。
聞き取れなかった時の対処方法
「なぜ聞き取れないのか」が分かったところで、聞き取れなかった時の対処方法をご紹介します。
リスニング力を強化することも大事ですが、聞けるようになるには時間がかかります。一番大事なのは、レッスン毎に上達することです。その為には聞き取れなかった時に、対処しなければいけません。
下記が効率良く学べる対処方法になります。
4つの対処方法
- 聞き返す
- ゆっくり言ってもらう
- 単語の意味を聞く
- チャットでタイプしてもらう
1. 聞き返す
一番大事なのが「聞き返す」ことです。
理解していないことに対して曖昧な返事をしても、英会話の学習にはなりませんし、黙っていても時間だけが過ぎてしまい受講料の無駄です。
聞き取れなかった時はその場で解決するように何度も聞き直しましょう。何度も聞き直すのは「恥ずかしい」と思う方もいるでしょうが、心配ありません。
講師は生徒が100%理解できているとは思っていません。聞き取れないことを聞き取れるようにするのが講師の務めでもあります。
● 簡単なフレーズ
What did you say?
( 何て言ったの? )
Can you say that again?
( もう一度言って? )
2. ゆっくり話してもらう
次に、聞き取れるようにゆっくり話してもらいましょう。
もちろん初めからゆっくりと話してもらうのもいいのですが、特定の単語が聞き取れなかった時に使う方のが、リスニングの練習にもなります。
● 簡単なフレーズ
Can you speak more slowly?
( もう少しゆっくり話して )
3.単語の意味を聞く
そして、聞き取れなかった単語を聞き取れたけど意味が分からない時は、その単語の意味を尋ねましょう。
辞書で調べるのもいいのですが、せっかく講師がいますのでその場で聞いて理解しましょう。慣れた講師ですと、インターネットで画像を検索して見せてくれたり、イラストで解説してくれたりします。
● 簡単なフレーズ
What dose "分からない単語” mean ?
( "分からない単語" の意味は何?)
4.チャットでタイプしてもらう
何度もゆっくり話してもらっても聞き取れないのでしたら、チャットでタイプしてもらいましょう。
ほどんどのオンライン英会話ではレッスン中にチャット機能がありますので、タイプしてもらい文字で読むことができます。聞き取ることができなくても、文字にしてもらえば内容を理解しやすくなります。多くの講師がタイピングスキルは習得していますので、気軽に気軽に応じてくれます。
● 簡単なフレーズ
Can you type it?
( タイプしてくれる?)
How do you spell that?
( どういうスペル?)
まとめ:オンライン英会話で何言ってるかわからないなら、何度も聞いて理解しよう。
今回の記事では、オンライン英会話で「何を言ってるのか分からない」時の聞き取れない程度とその理由、対処方法を解説しました。
英会話学習の初心者が講師の言っていることを聞き取れないのは当然です。リスニングの向上には時間がかかります。
分からない時はしっかりと聞き返す習慣をつけた方が、効率良く英会話学習を続けられます。
今回紹介した対処方法を参考にして、英会話学習に励んでください。
この記事が気に入った方は前回の記事もどうぞ。