
● 今回の記事では
ポイント
- 万が一に備えて、防災グッズの購入を考えている方
- 100均ダイソーで防災グッズを探している方
- 100均ダイソーのアルミ保温ブランケットの使用感を知りたい方
今回の記事では上記のような方たちの悩みに役立てる記事として、100均ダイソーの防災グッズ「アルミ保温ブランケット」を紹介したいと思います。
● この記事で分かること
- 保温ブランケット(エマージェンシーシート)の種類
- 100均ダイソーのアルミ保温ブランケットの詳細
- 100均ダイソーのアルミ保温ブランケットを使用した感想
はじめに
災害時などに用意しておきたい防災グッズの一つが保温ブランケット。エマージェンシーシートとも呼ばれています。
寒い冬の季節に屋外へ避難する時などに役立つ防災グッズです。体をすっぽりと包むことで、雨や風を防いでくれますし、体温保持にも役立ちます。
しかしながら、エマージェンシーシートといっても種類も価格も様々です。どれを選んで良いのか迷ってしまいますね。
そこで今回の記事では、100円ショップダイソーのアルミ保温ブランケットをご紹介します。
実際に私が使用して感想を述べていきますよ。購入する際の参考となります。
保温ブランケット(エマージェンシーシート)について
ダイソーのアルミ保温ブランケットを紹介する前に、エマージェンシーシートの種類を簡単に解説しますね。
自分に合ったものを選ぶ際の参考となります。
保温ブランケットの種類
エマージェンシーシートの種類は、大きく分けると4つです。
ポンチョタイプ
レインコートのようにフードが付いた、ポンチョタイプ。
着用するタイプですので両手が自由に使えるのが大きなメリットです。
機動力は向上しますが、下半身は覆われていませんので足先まで防寒できないのがデメリット。
寝袋タイプ
睡眠時の防寒に特化したのが寝袋タイプ。
広げるだけで使えて全身を防寒できるのがメリットです。
生地の厚みによっては、地面の硬さや温度が直に伝わります。
厚みがあるものですと持ち運びには不便ですし、薄いものですと防寒効果が下がるなどのデメリットがあるのは注意しましょう。
アルミシートタイプ
持ち運びや携帯に最も優れているのがアルミシートタイプ。
体に巻きつけて全身を包む、床に敷いて布団がわりにすることが可能です。
軽くて薄手なのはメリットですが、穴が空いたり破れたりする可能性は高くなります。
厚手タイプ
アルミシートタイプを厚手にした厚手タイプ。
床や地面に敷いても地面の凸凹を感じにくく、下からの寒さも防げます。
寝袋タイプのように横になったり、アルミシートタイプのように体に掛けることも可能です。
破れにくく防寒性にも優れていますが、重くかさばるのでこち運びには不便です。
ダイソーのアルミ保温シートってどんなアイテム?
今回ご紹介する100均ダイソーのアルミ保温ブランケットの詳細です。
正式名称は、アルミ保温ブランケット(EMERGENCY BLANKET)。
色はアルミですのでシルバーです。
広げた時のサイズは、130cm x210cm。折り畳み時は、8 x 13cm。
保管・携帯用にジッパー袋が付いています。
使用されている材質は、PET樹脂(アルミ蒸着)。
PET樹脂とは?
ポリエチレンテレフタレート(Poly Ethylene Terephthalate)は、テレフタル酸とエチレングリコールを結合させて作られた樹脂です。英語表記を略して、PET(ペット)ともよばれます。世界で最も多く使用される樹脂といわれており、ペットボトルや衣類をはじめ、食品用のトレーや工業用のフィルム、磁気テープなどにも使われています。
特徴としては下記が挙げられます。
特徴
- 大判サイズ
- アルミ素材で熱を逃がしにくく暖かい
- 軽くてコンパクトに折りたためる
販売元は株式会社大創産業生産は中国。
価格は100円(税込110円)。
100均ダイソーのアルミ保温ブランケットを実際に使用した感想
ここからはアルミ保温ブランケットを1週間ほど使用した感想を述べていきます。
ここが良かった
良かったことから。
軽くてコンパクトサイズ
初めに良かったのは、軽くて小さなサイズ。
先ほども述べましたが、袋を開ける前のサイズはたったの8 x 13cmと、ポケットサイズです。
さらに重さもハンカチ程度ですので、持ち運びに大変便利!
非常持出品は両手が使えるようにリュックサックを使用するのが一般的です。
最も重要なのが水と食料ですが、どうしても重くなりますよね。その分他のものを軽くする必要があります。
普通のブランケットですと快適ですが、サイズも大きくなり重くなるので不便です。
今回のアイテムなら家族の人数分用意してもかさばりません。非常持出品としては最適なサイズと重さだと思います。
ビックサイズ&専用袋
次に良かったのが大きなサイズと専用の袋付き。
広げた時のサイズは、130 x 210cmとビックサイズです。折り畳んだ時のサイズからは想像もつかないほど大きく広げられます。
大柄な方でもすっぽりと全身を包むことができるでしょう。
また、掛け布団の代わりとしても十分使えますよ。日中はブランケットとして、夜は布団として活躍します。
さらに、専用の袋も付いていますので、移動の際にも小さく折り畳んで持ち運べます!
さすがに袋を開ける前のサイズに畳むのは難しいですが、A4サイズほどにはコンパクトになります。
大きく広げて小さく畳めるブランケットです。
ここがイマイチ
良かったこともあれば、イマイチだと感じることもありました。
薄すぎる ペラペラ
初めにイマイチだと感じたのは、素材の厚さ。
非常に薄くペラペラです。アルミホイルよりも薄くなります。
幸いアルミホイルみたいに簡単には破れませんが、耐久性は大変低いと思います。試しに少し力をいれて引っ張ってみたところ、やっぱり破れてしまいました。
また、保温性に関しても疑問が残ります。全身をしっかりと包むことはできますので、ある程度の保温力はあるでしょう。
しかしながら、薄いために簡単に風が入ってきますし、冬場にはそれほどの効果はないと感じました。
薄いシーツを巻いているくらいの保温力だと思います。寒い時期の防災用のブランケットとしては期待できません。
ガサガサ音がうるさい
次に気になったのが、ガサガサ音です。
コンパクトに折りたためるのは良いのですが、広げる時には結構大きな音がします。「カサカサ」というよりも「ガサガサ」という音です。結構不快でした。
非常時に避難所などで過ごす時には周りにもたくさんの人がいるでしょう。災害のショックや恐怖で小さな音にも敏感になっている方もいます。
広げる時だけなら良いのですが、少し動くだけでも音が出てしまいます。
避難所でこのブランケットを使用したいかと問われれば、残念ながら答えは「使用しない」です。
100均ダイソーのアルミ保温ブランケットの総評
100円ショップダイソーの「アルミ保温ブランケット」の総評です。
私がこちらの商品に点数をつけるとすれば、80点です。
総評
- 軽くてコンパクト
- ビックサイズ&専用袋
- 音が気になる
上記がこの点数の理由です。
軽い、小さい、開くとビックサイズ、専用の袋も付いている。でも音だけはやっぱりうるさい。
非常時には大変便利なブランケットだと思います。
災害時に必ずとも避難所が用意されるわけではありません。使える環境は限られるかもしれませんが、非常持ち出し品には是非加えたいアイテムでした。
音が静かなアルミ保温ブランケットなら、こちらがおすすめです。
まとめ
ダイソーの防災グッズ「アルミ保温ブランケット」でした。
エマージェンシーシートの中でも持ち運びに便利なアルミシートタイプ。
いつ、どこで被災するかも分かりません。
備えあれば憂いなしです。ダイソーへGO!