今回の記事では、
ポイント
- 三脚のスマホスタンドを探している方
- 100均でスマホスタンドを探している方
- 100均のスマホ三脚スタンドの使用感を知りたい方
今回の記事では100均セリアの「スマホ三脚スタンド」とダイソーの「フレキシブル三脚」をご紹介します。
この記事で分かること。
- スマホスタンドを選ぶポイント
- スマホスタンドの種類
- 100均セリアとダイソーのスマホスタンド三脚の詳細
- 100均セリアとダイソーのスマホスタンド三脚の使用感
はじめに
スマホで自撮り撮影や動画撮影をする場合、皆さんはどのようにしていますでしょうか?
多くの方は自分の手を使って撮影しているのではないでしょうか。
しかしながら、手ブレを起こしたり、距離が近すぎるためにピントが合わないと言った経験をした方は多いと思います。
インスタやYou Tubeなどにアップするのでしたら、できるだけクオリティーの高い画像を使用したいものです。
そんなときにあったら便利なのがスマホ用のスタンドや三脚ですね。
スマホをしっかり固定して撮影を快適にする便利なアイテムです。
とは言っても世の中には様々なスタンドや三脚が販売されています。
そんなたくさんの中から自分に合ったものを探すのは大変です。
購入したものの外国産だったためにすぐに壊れてしまったり、日本製でも高価で手が出ないものもあるでしょう。
Amazonなどのレビューを参考にしようにも短いものばかりで参考にならなかったり、ステルスレビューで真偽の程がわからない商品もあります。
できれば安いもので試してみたいのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、100円ショップセリアの「スマホ三脚スタンド」とダイソーの「フレキシブル三脚」をご紹介します。
筆者が実際に1週間ほど使用してみて感想を述べていきますよ。
スマホスタンド選びの参考にしてください。
スマホスタンド選びのポイント
はじめにスマホスタンドを選ぶ際のポイントになります。
対応サイズ
ご自身が所有しているスマホのサイズが対応しているのかを最初に確認しましょう。
非対応のスマホスタンドを購入しても安定感が得られません。重要ポイントです。
対応荷重
次に重要なのが対応荷重のチェックです。
卓上タイプのスマホスタンドでしたらほとんどのスマホの重さに耐えられる作りになっていますが、アームタイプなどスマホを挟んで吊り下げるタイプでは耐荷重以上のものを使用すると落下の原因になります。
充電できるか
スタンド使用時に充電可能かどうかもチェックしましょう。スタンドによっては形状によって使用時に充電できないタイプもあります。
長時間スタンドを使用するのなら充電できるタイプの方が便利です。コードを通しやすいように工夫された商品もあります。
折りたたみ可能
外出時でも使用したいなら折りたたみ可能タイプがおすすめです。コンパクトサイズでバックやポケットにも入るタイプが便利で重宝します。
ご自宅で使用する方でも折りたたみタイプでしたら、片付けるのも簡単でデスクの引き出しにも簡単に収納できます。
角度調整
使用時に最も重要なのがこちらの角度調整になります。対応サイズと耐荷重をチェックした後に忘れずに確認しましょう。
角度調整ができないタイプですと、使用する方ご自身がスタンドの向きに姿勢を合わせなければいけません。
アーム式でしたら360℃角度調整できるものが理想ですね。スタンドタイプでも多段階調整ができるものが使用時のストレスを軽減できて便利です。
スマホスタンドの種類
スマホスタンドの種類は大きく分けると3つになります。
・スタンドタイプ
机やテーブルの上で置いて使用するならスタンドタイプがおすすめ。
最もスタンダードなタイプで、安定感は一番。角度調整が可能なタイプが人気で種類も豊富。
素材により価格もピンきりですが、比較的お手頃な物が多い。
・アームタイプ
角度も高さも調整できるアームタイプでしたら、立ったままでも寝転んででも使用できます。
ベットの脇に設置すれば寝る前の読書や映画鑑賞もお手の物。キッチンで使用するなら、レシピを検索するのも簡単です。
ただ、デメリットとして揺れやすいことが挙げられますので、あまり操作をしない使い方がいいでしょう。
・車載用ホルダー
車でタブレットを使用したいのならこの車載用ホルダーです。
ナビとして使用することはできませんが、ヘッドレストに設置すれば後部座先の方は映画などを楽しむこともできます。
小さなお子さんがいるご家庭でしたら、旅行などの長時間のドライブでも退屈しません。
① 100均セリアの「スマホ三脚スタンド」ってどんなアイテム?
100均セリアの「スマホ三脚スタンド」がどのような商品なのかみていきましょう。
材質は、ABS樹脂、スチール、塩化ビニル樹脂、EVA樹脂、銅になります。
ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、EVA樹脂の3点は合成樹脂でプラスチックになります。
塩化ビニル樹脂は、長期間にわたり強度を維持できる安定性、劣化しにくい耐久性、優れた接着性などが挙げられます。また、ほかのプラスチックが可燃性であるのに対し、塩化ビニルは例外的に、燃えにくい難燃性というところがあります。
引用元:「【塩ビとは?】 塩ビの特徴と性質、用途、基本データについて解説します」より抜粋
EVAとは、Ethylene-Vinyl Acetate エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂の略称で、ポリエチレンよりも柔軟性と弾力性を持つ、用途が広く優れた熱可塑性合成樹脂のひとつです。
引用元:「EVAとは」より抜粋
5点の材質は100均の商品にはよく使用されるものですが、5点全てを使用しているものは非常に珍しいです。
上部はスマホを取り付けるホルダーになっており、下部には自由に曲がる3本の足が付いています。
サイズですが、高さ約20 x 幅5 x 厚さ3 cmです。
実際に使用する時は、三脚の部分を曲げることになりますので、高さは少し低くなり約15cm。
幅は12cmほどになると思います。スマホの対応サイズですが、横位置にした時53〜83mmまでになるでしょ。
色は白と黒がありましたが、私は黒を選びました。
耐荷重は約200gです。参考としてiPhone12 Pro Maxの重さが226g、13 Pro Maxで238g、iPhone12が162g、iPhone13で173gですのでPro Maxシリーズ以外のiPhoneでしたら問題ありません。
ただあくまで目安と明記されておりますね。
使用方法はスマホの場合、ホルダーのスチール部分が伸縮可能になっていますので広げて挟み固定します。
コンパクトデジタルカメラの場合はホルダーを外して、取り付けネジに直接カメラを固定します。ホルダーは回転させるだけで着脱可能です。
特徴としては、スマホの幅53〜83mmまで対応しており、挟むだけでセットできることが1点。
三脚の足が自由に曲がりますので、角度調節が可能の2点になります。
販売元は大阪府八尾市の株式会社グリーンオーナメント社になります。
セリアの商品を多く扱う会社になります。しかしながら、製造は中国です。価格は税込み100円です。
実際に使用した感想、おすすめできる?
それではここから私が実際に1週間ほど使用してみた感想になります。
iPhoneを使用して検証していきますよ。
ここが良かった
それでは、はじめに良かった点になります。
ラクラク取り付け
取り付けが簡単でしっかり固定できることです。
スマホ三脚スタンドの上部ホルダー部分は伸縮可能になっており、スチール部分を引っ張ってスマホを挟むだけ。
外側からは見えませんが、本体の中に銅のバネが入っていると思われます。それ故に、簡単に引っ張ることができ元に戻りました。
更に、小型のデジタルカメラも取付可能。上部のホルダーを取り外して取り付けネジに回して差し込むだけです。
高いクオリティー
次にクオリティーです。クオリティーの高さを伺える箇所が何点かありました。
1つ目は、引っ張るスチールの部分に指で押さえやすいようにツマミが付いています。
そのツマミはスライドさせると外すことができるのですが、簡単に再度取り付けも可能です。
2つ目に、本体部分のスマホをセットする部分には弾力のある「ABS樹脂」が使用されています。耐衝撃性に優れた素材ですので、スマホを傷つけることはありません。
上記以外の各パーツが100均とは思えないほどのクオリティーで作られています。
角度調節と回転
次に角度調整が可能なのと、上部が360℃回転可能なところです。
本体を支える3本の足は自由自在に曲がります。そのため、角度調節も高さの調節も簡単にできます。
重いスマホでしたら、足を大きめに広げて重心を取ることが可能です。
デスクなどの水平なところでの撮影でしたら、スタンドが無くても何かに立て掛けて撮影できますが、段差があるような場所でも本商品でしたら自由に角度を調整できますので便利です。
3本の足の先端の形状は球状になっていますので、どんな場所でも安定して立てることができます。
上部が360℃回転するのは、意図して作られたのではなく、回すことでホルダーが着脱できデジタルカメラを取り付けるためです。
そのため、あまり回しすぎるとスマホが落下してしまいますが、角度を変えたいときに30〜90℃ほど回すには便利ですね。
サイズもスマホよりも少し大きいくらいですので、持ち運びにも不便はないと思います。
ここが良くなかった
もちろんイマイチなところもありました。
水平は取りづらい
3本の自由に曲がる便利な足ですが、デメリットでもありました。3本とも自由自在にできますので、その分水平を取るのは苦労しました。
高価なカメラ三脚に付いている「水平器」などはもちろんありません。あくまで自分の目視と感覚のみで水平にしなければいけませんね。
写真が趣味な方や、ユーチューバーの方などには不向きだと感じました。
プロ仕様のものを購入したほうが間違いありません。
また、スマホをセットできるのは横位置のみになります。縦位置で固定はできません。
動画の撮影でしたらいいのですが、自撮りのときなどの写真撮影では物足りなさを感じる方もいると思います。
100均セリア「スマホ三脚スタンド」の総評
それでは100円ショップセリアの「スマホ三脚スタンド」の総評になります。
私がこちらの商品に点数をつけるとすれば、92点。
総評
- ハイクオリティー
- 取り付けも簡単で角度調節は自由自在
- 水平は取りづらい
上記がこの点数の理由です。
予想を遥かに超えるハイクオリティーのスマホ三脚スタンドでした。
100均の商品と言えば耐久性の低さが一番のネックだったのですが、この商品からはそのような兆候は微塵も感じられませんでした。
細部にまで注意を払って製造されたのがよくわかります。
今までにいろいろな100均の商品をご紹介しましたが、一番の出来栄えと言っても過言ではありません。買って損はありません。
🔴 類似品を探すならこちらがオススメ
エレコムのスマートフォン用コンパクト三脚 2段伸縮タイプ
② 100均ダイソーの「フレキシブル三脚」ってどんなアイテム?
次に、100均ダイソーのスマホスタンド「フレキシブル三脚」がどのような商品なのかみていきましょう。
正式名称は「フレキシブル三脚」になります。タイプはスタンド(三脚)タイプです。
本体の三脚の他にスマホを使用するための「スマートフォンホルダー」が付属されています。使用しない場合はコンパクトサイズのデジカメに取付可能です。
材質はABS樹脂、EVA樹脂、スチールです。ABS樹脂もEVA樹脂もプラスチックの1種になります。
「ABS樹脂」とは?
ABS樹脂は1960年頃から使用され始めた素材で、アメリカの企業U.S.Rubber社によって1954年に製品化されました。ポリスチレンにアクリロニトリル、ブダジエンを科学的に結合することで、耐衝撃性を改良した素材です。ABS樹脂はアクリロニトリル、ブタジエン、ポリスチレンの長所を併せ持った素材です。強度に優れ、見た目には光沢があり美しい外観を持っています。
引用元:湯本電機株式会社のHP『耐衝撃性を改良した素材「ABS樹脂」』より抜粋
サイズはスマホホルダーを取り付けた状態で長さ約20 x 幅約7 cm。
色はほぼ黒ですがカメラを乗せる雲台とスタンドの底が白になります。
耐荷重は約500gです。
使用方法がパッケージの左右横面に画像で表示されております。デジカメは直接雲台に固定して使用できますね。
スマホフォルダーを取り付けての使用では、三脚を束ねて手で持っての撮影も可能です。
特徴として、下記が挙げられます。
特徴
- 自由自在に角度調整できる雲台
- 付属のスマホフォルダーの取り付け可能
- ネジでしっかり固定できる
- 3本の足もくねくねと変形して設置場所に困らない
- 軽くて持ち運びに便利なコンパクトサイズ
販売元は本家の株式会社大創産業、生産は中国になります。
価格は200円(税込み220円)。
実際に使用した感想
それではここから私が実際に1週間ほど使用してみた感想になります。
こちらもiPhoneを使用して検証していきますよ。
ここが良かった
それでは、はじめに良かった点になります。
自由に曲がる3本の足
3本の足が自由に曲がりますので、設置する場所に困りません。デスク上のような平らな場所じゃなく、ゴツゴツとしたところでも問題ないでしょう。
設置したい場所に合わせて足を曲げることが可能ですのでどんな場所でも撮影できます。
また、ヘッド部分も自由に回転しますので、傾斜があるような場所に設置しても角度調整が可能。ヘッド部分にはネジが付いていますので、どんな角度にしてもしっかり固定できます。
横位置でも縦位置でも安定してスマホを設置することが可能です。
極端に言えば、海岸の砂浜など足場がしっかりしないロケーションで、スマホを真上に向けて夜空の星を撮影することもできます。
ハンディでもデジカメでも使用可能
三脚を曲げずに伸ばした状態にすれば、手で持っての撮影も可能です。ハンディカムとして、片手で動く人物を撮影できます。
わざわざビデオカメラを買わなくても、スマホでお子さんの運動会などでビデオ撮影が可能です。
付属のスマートフォンホルダーを使用しなければ、デジカメでも撮影できます。コンパクトサイズに限りますが、スマホを使用できない場合などに重宝しますよ。
200円でデジカメ用のコンパクトな三脚が手に入ると思うと、コスパは最強です。
ここがイマイチ
もちろんイマイチなところもありました。
水平器は付いていない
撮影用の三脚とは言っても価格が200円ですので、水平器までは付いていません。
200円の三脚で水平器まで望むのは高望みし過ぎかもしれまでんが、傾きには注意が必要です。
思い出に残したいような重要な場面では、平らな場所に設置したほうが良いでしょう。
耐久性も期待できない
最後に、やっぱり耐久性は100均の商品ですのでイマイチです。いろいろな角度にしようと足を曲げていた時に、根本から1本取れてしまいました。
再度、取り付けることはできましたが、プラスチックのパーツを嵌めてあるだけですので強めに引っ張れば簡単に取れてしまいます。
長い間使用するのは難しいでしょう。
ダイソーのフレキシブル三脚の総評
それでは100円ショップダイソーの撮影用三脚「フレキシブル三脚」の総評になります。
私がこちらの商品に点数をつけるとすれば、75点。
総評
- 自由に曲がる頭と足
- ハンディでも撮影可能
- 耐久性はやっぱり100均
上記がこの点数の理由です。
コンパクトでスマホでの撮影に便利な三脚でした。
自由に角度調整ができるのと、ハンディでの撮影も可能と200円の商品とは思えない機能性でしたが、耐久性はイマイチでしたよ。
手軽にスマホで動画の撮影を楽しむには便利だと感じました。
🔴 類似品を探すならこちらがオススメです。
フレキシブルタイプで高い安定性と耐久性を誇る「くねくね三脚」
🔴 太い脚で安定感抜群の三脚タイプのスマホスタンド
撮影機材用アクセサリーメーカーのベンロの「Poket Podテーブルトップ三脚」なら、安定感抜群な太い脚と角度調整もらくらくでオススメです。
まとめ
100均セリアの「スマホ三脚スマホスタンド」とダイソーの「フレキシブル三脚」のご紹介でした。
自撮りや動画撮影に便利なアイテムの三脚。いきなり高価な商品を買うのもどうでしょう。
そんなときには100均の商品を試してみてはいかがでしょう。
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