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生活雑貨

100均セリアの鴨居(かもい)フック2点で収納スペースを確保できる?

百均セリアかもいフック2つ
百均セリアかもいフック2つ

● 今回の記事では

ポイント

  • 収納スペースを増やしたい方
  • 穴を開けずに鴨居にフックを取り付けたい方
  • 100均セリアのかもいフックの使用感を知りたい方

今回の記事では上記のような方たちの悩みに役立てる記事として、100均セリアのかもいフック「Wかもいフック」と「縦にも横にもはさめるかもいフック」を紹介したいと思います。

この記事で分かること

  • かもいフックとは?
  • 100均セリアのかもいフック2種の詳細
  • 100均セリアのかもいフックを使用した感想

はじめに

収納スペースが足りなくて困っている方は多いでしょう。

そんな方にオススメなのが「かもいフック」

挟める場所さえあれば、穴を開けずにフックを設置できる便利なアイテムです。

無印や100均でも手軽に手に入れることができます。

そこで、今回は100均セリアのかもいフックを紹介します。

実際に私が1週間ほど使用した感想を述べていきますよ。購入する際の参考になります。

鴨居(かもい)フックとは?

初めに簡単にかもいフックについて解説します。

鴨居フックって何?

「鴨居フック」とは、その名の通り「鴨居」に取り付けるフックのことです。

鴨居の出っ張りにフックをかけるだけで、ハンガーなどを掛けるための収納場所を作れます。

出っ張り部分に挟むだけのものが主流ですので、穴を開ける必要がないため、賃貸の方にも重宝するアイテムです。

「別名「長押(なげし)フック」と言われていますが、厳密には鴨居と長押は同じではありません。

「鴨居」が襖や障子をはめ込む木枠、「長押」が柱と柱を繋ぐ装飾材を指しています。

どちらも、目的は同じですが、アイテムの形状は違います。

鴨居フックの活用方法

かもいフックと言えども、必ずしも「鴨居」に設置する必要はありません。

アイデア次第でどこででも使えます。

設置できる場所

  1. デスクやテーブルなどの天板
  2. 縦方向のドア枠
  3. 窓枠

上記のように、出っ張っている部分でしたら使用できますよ。

ただし、各かもいフックには「取り付け有効幅」「耐荷重」がそれぞれ違いますので、事前にチェックが必要です。

しっかりと挟み込めない枠や吊るす物の重さによっては、かもいを傷つけたり、落下の恐れもありますので注意しましょう。

百均セリアの「かもいフック」ってどんなアイテム?

それではここから、今回ご紹介する100均セリアのかもいフックがどのような商品なのかを見ていきます。

Wかもいフック

セリアのWかもいフック
セリアのWかもいフック

最初に「Wかもいフック」です。

正式名称は、「Wかもいフック」。色は白。

ネジ締め固定式で、本体下部に回転式のねじ回しがついており、回すことにより挟み幅を調整できます。

本体には長さの違うフックが2本用意され、この部分にハンガーなどを掛けることが可能です。

商品サイズは、横12 x 縦74 x高さ55mmです。

材質は本体がABS樹脂、ナットが真鍮、ボルトが銅線、滑り止めが合成ゴムになります。

ABS樹脂は100均の商品で非常によく使われている素材です。

ABS樹脂は、3種類のモノマーを組み合わせてつくられる、機能バランスのいい素材です。非常に汎用性が高く、家電製品や自動車、家具や建材など、世の中の幅広い製品に活用されています。

引用元;merviy「ABS樹脂とは?特徴や用途、類似素材との違いを解説」より抜粋

ハンガーを2つ掛ける

耐荷重は約1.2kg。

取り付け可能な場所は、厚さ10〜50mm、奥行き10mm以上のかもい・窓枠・棚・机などになります。

取り付け方法は、ネジを緩めて鴨居などを挟み、ネジをしっかりと締め付けるだけです。

特徴としては下記が挙げられます。

特徴

  • 1台で2つのフック
  • ネジ締め固定式で取り付け・取り外しが簡単
  • 取り付け有効幅が10〜50mmで調整可能

販売元は株式会社だいゆう。

生産は中国。価格は100円(税込110円)。

縦にも横にも挟めるフック

セリアの縦横フック
セリアの縦横フック

もう一つが「縦にも横にも挟めるフック」です。

正式名称は、「縦にも横にもはさめるかもいフック」。

はなく無色透明です。内部のナットやボルトが確認できます。

こちらの商品もネジ締め固定式ですが、フック部分は取り外し可能。取り付ける場所によって、フックの位置を変更します。

商品サイズは、縦使用時はW21 x H71 x D53mm。横使用時になると、W71 x H35.5 x D53mmです。

使用されている材質は、本体・スライダー・フック・つまみネジがスチロール樹脂。

滑り止めが合成ゴム。ナットが真鍮。ボルトが鋼鉄。

スチロール樹脂とは、別名「ポリスチレン」。

ポリスチレン(スチロール樹脂)は、ABS樹脂などともにプラスチック加工で最も多く使用されている素材の一つである。熱可塑性樹脂としては最も安価な部類に入り、同時に高い加工性を有していることから、さまざまな成形方法に対応している。

引用元:i-MAKER「ポリスチレン(スチロール樹脂)の特性と用途 安価な大量生産品に最適」より抜粋

縦にも横にも挟めるフック

耐荷重は約1kg。

取り付け可能場所は、厚さが10〜50mm、奥行きが10mm以上のかもいや窓枠などです。

取り付け方法は、下記になります。

取り付け方法

  1. ネジを緩めて鴨居などを挟む
  2. ネジでしっかりと締め付ける
  3. フックを本体の突起に引っ掛けて固定する

特徴としては下記が挙げられます。

特徴

  • 縦横どちらでも挟める
  • 取り付け場所に合わせて調整可能

販売元はスルガ株式会社。

生産は中国。価格は100円(税込110円)。

セリアのかもいフックを実際に使用した感想

ここからは、私が実際に1週間ほど使用した感想を述べていきます。

ここが良かった

初めに良かったところから。

穴を開ける必要がなく、どこでも使用できる

初めに良かったのは、穴を開けなくても設置できることです。

出っ張りは必要ですが、挟む場所さえあればどこでも使用できます。鴨居はもちろんのこと、棚や窓枠など、家や家具を傷めないで使用することが可能。

賃貸の方でも、物件を傷めることがないので安心です。

取り付けもネジを緩めてかもいなどに挟むだけですので、大変簡単です。

さらに、取り外しもラクラクですので、設置場所を変えたい場合にも便利!もちろん、取り外した箇所に跡が残ることもありません。

壁に差し込むピンタイプのフックも人気ですが、傷が残ってしまうのが難点。

手軽にハンガーなどを掛ける収納場所を作れますので良かったです。

穴が入らないフック

頑丈な作り

「Wかもいフック」の良かったことは、頑丈な作りと2つのフックです。

ハンガーを2つ掛けられると言うことですので、気になるのが100均の商品にありがちな耐久性の低さ。

簡単に折れてしまうのではないかと心配でしたが、そのようなことはありませんでした。

本体の材質はABS樹脂と耐久性や強度が高い素材として知られています。実際に触ってみるとわかりますが、非常に頑丈で簡単に折れることはないでしょう。

また、フックは上下に2つ付いています。

吊るしたものは重なりますので室内で、洗濯物などを乾かすのには向きませんが、小さなスペースを有効活用できます。

ワンルームマンションなどにお住まいの方には重宝するでしょう。

縦にも横にも

「縦にも横にもはさめるかもいフック」の良かったところは、その名の通り縦横に挟めることです。

横に挟めるというのが、予想以上に便利でした。

通常のかもいフックですと左右に伸びる鴨居(柱)、窓枠、棚、机でないと使用できません。横に挟む場合は、上下に伸びる柱などに使用することができます。

洋室が多くなった現代では和室にみられる鴨居も少なくなっていますね。ひょっとしたら鴨居がないご家庭もあるかもしれません。

それでも、縦(上下)に伸びる柱があるご家庭は多いでしょう。

和室の少ないお住まいには、横にも挟めるフックの方が出番は多くなります。

ハンガーにハサミを掛ける

ここがイマイチ

良かったこともあれば、イマイチだと感じたこともありました。

挟める幅が狭い

最初にイマイチだと感じたのは「挟める幅が狭い」ことです。

どちらのかもいフックでも取り付けられる幅は10〜50mmまでになります。ただし、鴨居の柱の幅は50mm以上が多く、挟むことができない所が多々ありました。

襖や障子などのスライドする引き戸の上部の鴨居は細い木材が多く、幅も狭く取り付けられます。

しかし、通り道にハンガーなどを掛けておくのは、やっぱり邪魔です。出来れば100mmほど挟める幅があると良かったと思いました。

もう一つ、ネジ式で簡単に取り付けはできますが、ネジとネジのピッチが短すぎます。

挟む場所の幅に合わせてネジを回すのが結構時間がかかり手間でした。

直径2mmほどの細いネジのサイズの為だと思います。もう少し太いネジが使われていると、もっと簡単に挟むことができたのではないでしょうか。

狭い挟み幅

やっぱり耐荷重

どちらのフックにも共通してイマイチだったのは耐荷重と安定感です。

「Wかもいフック」約1.2kg、「縦にも横にもはさめるフック」では約1kgの耐荷重。しかしながら、実際にはもっと低くなると思います。

春秋用のスーツのジャケットとパンツをWかもいフックにハンガーで吊るしておいたのですが、一晩たったら落ちてしまいました。

平均的なスーツ上下の重さは約1kgです。冬物になるともう少し重くなります。春秋用のスーツですので、耐荷重の1.2kgに耐えられる重さのはずですが、ダメでした。

原因としては挟める深さが短いことだと思います。

約9mmしかありません。男の私が力一杯締め付けても、上下の力には弱くて少しグラグラします。女性でしたらもっと安定しないでしょう。

また、Wフック以上に安定感がないのが、横にも挟めるフックです。

横位置での使用が重宝するのは事実ですが、こちらも1kgほどのものを掛けると落下します。

こちらも原因は挟める幅と重力でしょう。出来るだけ軽いものでないと活躍の場はなさそうでした。

百均セリアのかもいフック2点の総評

それでは100円ショップセリアの「かもいフック」2点の総評になります。

私がこちらの商品に点数をつけるとすれば、50点です。

総評

  • 穴を開けずに使用できて簡単取り付け
  • 挟める幅が狭い
  • 軽い耐荷重と足りない安定感

上記がこの点数の理由です。

店舗で見た時は便利かなと思って購入しましたが、実際の使用感はイマイチでした。

少し重いものを掛けるだけで落下するようでは、安心して使えません。挟める幅と深さを再度検討して、改良されたほうが良いと思います。

期待していただけに残念です。

こちらの商品の方が便利そうです。

まとめ

穴を開けずに簡単に鴨居などにフックを設置できるセリアのかもいフック2点。

便利なアイテムですが、軽いものしか掛けられませんでした。

使い方によっては重宝するかもしれません。良い考えが思いついた方は、セリアを除いてください。

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