
腕時計の金属バンドが緩くて、「自分で長さを調整できないかな」と思ったことはありませんか。
ダイソーの「工具セット(時計バンド調節用)」は、220円(税込)でハンマー・ピン抜き棒・固定台が揃う商品です。
ただし、すべてのバンドに使えるわけではなく、対応する構造の確認が必要です。
この記事では、セット内容や工具の作り、バンド調整の使い方と検証結果を紹介します。
作業で難しかった点や購入前の注意点もまとめているので、自分で調整するか迷っている方は参考にしてください。
ダイソー「工具セット(時計バンド調節用)」の商品概要
今回紹介するのは、腕時計のバンドの長さを調節するための工具セットです。
購入前に、商品の仕様と電池交換用工具との違いを確認しておきましょう。
基本情報
基本情報からご紹介します。
- 商品名:工具セット(時計バンド調節用)
- 価格:220円(税込)
- JANコード:4549892381577
- 商品サイズ:4cm×1cm×11cm
- 材質:スチール・ポリプロピレン・ABS樹脂
- 原産国:中国
- 購入店舗・ダイソー
バンド調整用工具と電池交換工具の違い
このセットは、対応する金属バンドのコマを外すなどして、長さを調節するための商品です。コマとは、金属バンドを構成する一つひとつの部品のことです。
一方、電池交換では時計の裏蓋を開ける必要があり、裏蓋の構造に合ったオープナーやドライバーなどを使います。
今回の商品は、裏蓋を開けるための工具セットではありません。 電池交換を目的に購入する場合は、用途を間違えないようにしましょう。
開封レビュー|セット内容と工具の作りをチェック
パッケージを開けて、付属工具とそれぞれの作りを確認します。細かな部品を扱う道具なので、先端の状態や持ちやすさ、固定台の安定感も見ていきます。
セット内容と説明書
セットには、バンド調整に使うハンマー・ピン抜き棒2本・バンド固定台が入っています。
| 工具 | 役割 |
|---|---|
| ハンマー | ピン抜き棒などを軽くたたいて作業する |
| ピン抜き棒2本 | バンドのコマをつなぐピンを押し出す |
| バンド固定台 | 作業中のバンドを支える |
セットに入っていたピン抜き棒は2本。使い方の説明はパッケージ裏面に記載されています。

ハンマーとピン抜き棒の使いやすさ
ハンマーを持ってみると、持ち手が長いので握りやすく感じます。ハンマー部分の片側はスチールでないので重さは均等でなく、片側に偏っていますので、細かな作業で扱いやすい感じです。
時計のピン抜き棒の先端は0.8mmと0.9mmの2種類で、時計のピン穴のサイズによって使い分けるみたいです。
触った感触は思った以上に太く、簡単には曲がらないでしょう。

バンド固定台の形と安定感
固定台には、バンドを収める溝や、抜いたピンを逃がすための穴があります。バンドを支えながら作業するための道具です。
今回使う腕時計のバンドを置くと、溝への収まりはちょうど良く、ぐらつきはほとんどありません。ピンを抜く位置と固定台の穴を合わせやすいかも確認しておきたいポイントです。

使う前に確認|自分の腕時計のバンドに対応している?
時計バンド調節用工具セットは、すべての腕時計に使えるわけではありません。
作業を始める前に、バンドの固定方式と工具の対応範囲を確認しましょう。
金属バンドの固定方式を確認する
金属バンドは、小さな部品でコマ同士をつないでいます。
見た目が似ていても、ピンで固定するタイプやネジで固定するタイプなど、構造はさまざまです。
まずは、次の点を確認してください。
- 時計の説明書にバンド調整方法が載っているか
- バンドの側面にピン穴やネジの頭があるか
- 裏側にピンを抜く方向を示す矢印があるか
- 工具の説明書に記載された対応方式と一致するか

ネジ式や特殊な構造には別の工具が必要な場合がある
ネジでコマを固定するバンドは、ネジに合ったドライバーで作業します。ピン抜き棒を当ててたたくと、ネジやバンドを傷めるおそれがあります。
また、専用の調整機構を備えたバンドもあります。構造が分からない場合や、説明書で自分での調整を認めていない場合は、時計店へ相談してください。
工具が入りにくい、ピンが動かないときも、力を加える前に固定方式や作業方向を確認しましょう。
革・シリコーンベルトの穴調整とは異なる
革やシリコーンのベルトは、通常、留め具を通す穴の位置を変えて長さを調整します。今回の工具セットで金属バンドのコマを外す作業とは異なります。
このセットを使ってベルトへ穴を開けたり、無理に部品を外したりしない方が良いでしょう。
工具を使うコマ調整を避けたい方は、ベルト穴で長さを調整するタイプも候補になります。ダイソーのシンプル腕時計レビューでは、シリコーンベルトの着け心地やサイズ感を紹介しています。
時計バンド調整工具の使い方
ここでは、工具セットに対応するピン式バンドの調整の流れを紹介します。
今回調整する腕時計と用意するもの
今回使用する腕時計はオールバンブー。竹で作られている腕時計です。
バンドの固定方式はピン式で、調整前の内周は約17cmですので、私には長すぎるので調節します。
用意するものは次のとおりです。
- ダイソーの時計バンド調節用工具セット
- 調整する腕時計
外すコマとピンを抜く方向を確認する
まず腕時計を手首に当て、どの程度短くしたいか確認します。最初から多くのコマを外さず、少しずつ調整しましょう。
バンドの裏側に矢印がある場合は、説明書と照らし合わせてピンを抜く方向を確認します。調整できるコマの位置も、作業前に確認してください。
外す場所は、左右のバンドの長さとバックルの位置を見て決めます。片側だけを短くすると、バックルが手首の中央からずれる場合があります。
固定台に置いてピンを抜く
- バンドを固定台の溝へ収める
- 抜けるピンの先に、固定台の穴や空間があることを確認する
- サイズの合うピン抜き棒を、対象のピンへまっすぐ当てる
- 工具の説明に沿って、ハンマーで軽くたたく
- ピンの動きを確認しながら、少しずつ抜く
ピンが動かない場合は、強くたたかず、方向や固定方式、工具のサイズを確認します。

コマを外してピンを戻す
必要なピンを抜いてコマを取り外し、残ったバンドの接続部分を合わせます。
内部に小さな筒状の部品などが入っていた場合は、紛失や入れ忘れに注意してください。部品の位置が分からなくなった場合は、そのまま組み立てずに確認しましょう。
ピンを戻す向きと固定方法は、時計の説明書に従います。接続部分の穴がずれたまま押し込むと、ピンが曲がる原因になるでしょう。正しく位置を合わせてから戻してください。

調整後の長さと固定状態を確認する
調整が終わったら、着用する前に次の点を確認します。
- ピンが所定の位置まで入り、固定されているか
- ピンや小さな部品の入れ忘れがないか
- 接続部分に不自然なすき間やぐらつきがないか
- コマが無理なく動くか
- バックルが正常に開閉できるか
固定を確認できたら手首に着け、締め付けすぎていないか、バックルの位置が合っているかを確かめます。

【検証】220円の工具でバンド調整はできた?
ダイソーの工具セットを使い、オールバンブー時計のバンド調整を試しました。
長さを変えられたかに加え、作業時間や工具の扱いやすさ、作業後の状態も確認します。
調整前後のサイズと作業時間
| 検証項目 | 結果 |
|---|---|
| 使用した腕時計 | オールバンブー |
| 外したコマ数 | 2個 |
| 調整前の内周 | 約17cm |
| 調整後の内周 | 約14cm |
| 作業時間 | 約10分 |
| 追加で必要だった工具 | なし |
調整後に手首へ着けると、緩みが減って安定しました。
使いやすかったところ・難しかったところ
作業中に使いやすいと感じたのは、固定台でバンドを支えられた点です。
しかしながら、ピン抜き棒の先端の位置合わせには少々手間取りました。
非常に小さな穴にピンを合わせて、ハンマーを撃ち込まなければいけません。
最初はどのくらいの強さでハンマーを叩いていいのかイマイチ分かりません。
不器用な方ですと、自分の手を叩いてしまう恐れもあります。
実際に使って分かったメリット
対応するバンドを調整したい人にとって、どのような点が便利なのかを紹介します。
①:220円でバンド調整用の工具をそろえられる
ハンマー・ピン抜き棒・固定台がセットになっているため、それぞれを別々に探す手間が省けます。
220円(税込)という価格も、購入しやすいポイントです。
ただし、時計の構造によっては追加の工具が必要になります。購入前に、手持ちのバンドに対応するかを確認しましょう。
②:自宅で長さを調整できる
工具が適合し、説明書に沿って作業できる場合は、自宅でバンドの長さを調整できます。
手首に合わせながら、外すコマ数を自分で決められるのが便利な点です。
外したコマやピンを保管しておけば、後から長さを戻したいときにも使えます。
③:小型で保管しやすい
工具が小型なので、保管場所を取りにくい点もメリットです。
使い終わったら小物ケースなどにまとめておくと、次に必要になったときに取り出しやすいでしょう。
ピン抜き棒や外した部品は小さいため、ばらばらにせず、ひとまとめにして保管しておくと紛失を防ぎやすくなります。
購入前に知っておきたいデメリット・注意点
220円で道具をそろえられる一方、対応するバンドや作業の難しさには注意が必要です。購入前に確認したい点をまとめました。
①:すべての時計バンドに使えるわけではない
このセットは、どの腕時計でも調整できる万能工具ではありません。
バンドの固定方式やピン穴の大きさによっては、付属工具が合わない場合があります。
特にネジで固定されたバンドや特殊な構造の商品は、別の工具や手順が必要です。
②:小さなピンや部品をなくしやすい
バンドを分解すると、小さなピンや筒状の部品が外れる場合があり。
部品を無くしてしまうと、もう元に戻は戻せません。
安価な腕時計なら諦めもつきますが、高価な時計ではそうもいきません。結局時計専門店に依頼することになるかもしれません。
作業代金をケチったために、修理代金が高くなってしまう恐れもありますので注意しましょう。
③:不器用な方では時計を傷める可能性がある
ピン抜き棒を斜めに当てたり、抜く方向を間違えたりすると、工具の先端やピンが曲がるおそれがあります。
工具が曲がるだけなら良いですが、腕時計自体を傷つけてしまう可能性も大です。
難しい作業ではありませんが、細い針を使う作業です。目が悪い方や手先が不器用な方には向かないと思います。
ダイソーの工具セット(時計バンド調節用)の総評とおすすめな人
それではダイソーの工具セット(時計バンド調節用)の総評になります。
総評
私がこちらの商品に点数をつけるとすれば、72点です。
総評
- 220円で腕時計のバンド調整ができる
- 自宅で長さを調整できる
- 高価な時計にはおすすめしない
上記がこの点数の理由です。
時計を集めるのが好きな方なら、持っておいて損はないかも。
電池もベルトも交換したい方ならこちらがおすすめ。
おすすめな人・おすすめしない人
おすすめな人とおすすめしない人をまとめました。
おすすめな人
- 対応する金属バンドを調整したい人
- 細かな作業に慣れている人
- 工具代を抑えたい人
おすすめしない人
- 大切な時計に傷を付けたくない人
- 自分の時計のバンド構造が分からない人
- 細かな部品の取り扱いが苦手な人
ダイソーの工具セット(時計バンド調節用)は売ってない?どこで買える?
私は「時計グッズ」コーナーで発見。
店舗の規模により売り場は異なります。webから検索してみましょう。
よくある質問(FAQ)
このセットで腕時計の電池交換はできますか?
電池交換用の工具セットではありません。バンドの長さを調整するための商品です。
裏蓋オープナーは入っていますか?
裏蓋オープナーは入っていません。セット内容はハンマー・ピン抜き棒・バンド固定台です。
革やシリコーンのベルトにも使えますか?
革やシリコーンベルトの長さは、通常、留め具を通す穴の位置で調整します。このセットは、ベルトに穴を追加したり、短く切ったりするための道具ではありません。
ピンが抜けないときはどうすればよいですか?
作業を止め、ピンを抜く方向、バンドの固定方式、工具の先端サイズを確認してください。強くたたき続けると、ピンや工具が曲がるおそれがあります。
ピンを戻せない場合は?
コマの穴がずれていないか、ピンの向きや小さな部品の位置が正しいかを確認します。無理に押し込まず、説明書どおりに組み直してください。
取り外したコマやピンは捨ててもよいですか?
後からバンドを長くする場合に必要になるため、保管しておくのがおすすめです。
まとめ|対応するバンドか確認してから購入しよう
ダイソーの「工具セット(時計バンド調節用)」は、220円(税込)でハンマー・ピン抜き棒・固定台をそろえられる商品です。
対応する金属バンドを自宅で調整したい人には、候補になります。
ただし、すべての腕時計に使えるわけではありません。
購入前にバンドの固定方式を確認し、作業後はピンが正しく固定されているかまでチェックしましょう。
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