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オンライン英会話のフィリピン人講師の給料・時給はいくら?日本人と比較!

● 今回の記事では

ポイント

  • オンライン英会話のフィリピン人講師の給料はいくら?
  • フィリピン人講師の時給は?

上記の疑問を抱える方に、「オンライン英会話のフィリピン人講師の給料はいくら?」を解説します。

● この記事で分かること

  • オンライン英会話のフィリピン人講師の給料
  • フィリピンと日本の物価などの違い

● 本記事の信頼性

この記事を書いている私は、アメリカに約5年半住んでいました。大学を卒業した後、現地で就職し日本に戻ってきてからもオンライン英会話で英会話力の維持に努めています。

はじめに

オンライン英会話の講師と言えば、アメリカ人やイギリス人のネイティブ講師、日本人講師、フィリピン人講師の3タイプが主流です。

その中でも、格安で受講できるフィリピン人講師は人気があり多くのオンライン英会話で採用されています。しかしながら、安い受講料にはもちろん理由があります。

フィリピン人講師に支払われる給料が安いからこそ、料金プランも安く抑えることができます。そこで疑問に思うのが「フィリピン人講師の給料はいくら?」だと思います。

今回の記事では、「フィリピン人講師の給料・時給」について解説します。

オンライン英会話のフィリピン人講師のレッスン料金

最初に各オンライン英会話のフィリピン人講師のレッスン料金を見ていきます。

 回数料金(税込)単価
DMM英会話毎日1回6,480円209円
kimini英会話毎日1回6,028円194円
QQイングリッシュ月16回7,980円498円
weblio英会話毎日1回6,355円205円
イングリッシュベル月20回9,702円441円
レアジョブ毎日1回7,980円257円

フィリピン人講師が在籍するオンライン英会話6社の代表的な料金プランです。

6社のうち4社の25分のレッスン単価は約200円前後と非常に安くなります。QQイングリッシュは若干高く感じますが、QQイングリッシュの講師は全員正社員です。

次に高いイングリッシュベルも同じように講師はアルバイトではありません。フェアトレードの精神で運営されているので、レッスンの予約がなくても給料が支払われています。

アルバイト講師が主流のオンライン英会話の中で、正社員として雇われているために他社と比較して高く設定されています。

それでも6社のレッスン単価の平均は約300円となります。

料金プランのシステムは各オンライン英会話により違うため、上記の金額はあくまで目安となりますが、それでも大変安くサービスが提供されています。

フィリピン人講師の給料・時給はいくら?

それでは実際のフィリピン人講師の給料・時給はいくらになるのでしょう。

先ほどご紹介したのは、オンライン英会話に支払われる金額であり、講師の給料ではありません。オンライン英会話の利益や、システムの運営費、サポートの費用などを差し引いた金額が講師の給料となります。

実際にオンライン英会話の講師に給料を聞くわけにもいかないので、フィリピン人の友人に聞いてみました。彼女はフィリピンでオンライン英会話講師の経験があり、現在は日本人と結婚して日本で英語教師として働いています。

専属ではなくアルバイトで、時間の余裕がある時にレッスンを提供していました。

結果は下記です。

友人「1回のレッスンで約50~70ペソ。生徒から人気があって、予約が多くなると80~100ペソくらい。」

フィリピンの通貨のペソは、日本円で約2.5円です。つまり1レッスンで受け取れる給料は約150円ほどになります。時給に換算すると約300円です。仮に1日8時間レッスンをしたとして、1日にもらえる給料は約480ペソ、日本円で約1,200円ほどとなります。

1ヶ月22日働いたとして、1ヶ月の給料は約10,560ペソ、日本円で26,400円です。

もちろん、多くのオンライン英会話ではアルバイト講師が主流のため、1ヶ月に稼げる金額はもっと少なくなります。

フィリピンについて

フィリピン人講師の時給と給料を聞いてびっくりされた方は多いと思います。

「こんな安い給料で生活できるのか?」と疑問に思うかもしれませんが、フィリピンのことを知れば納得できます。

フィリピンの現状

先進国の日本とは違い、発展途上国のフィリピンは経済成長している国ですが、まだまだ多くの国民が貧しいのが現状です。1日1ドル以下で生活している貧困層が全国民の約2割ほどを占めています。

都市部ではストリートチルドレンが見られ、まともな生活環境を持っていない非公式の集落のスラム街に住む方が多くいます。農村部では特に貧困率が高く、約35%にも上ります。

経済成長を遂げるフィリピンですが、その恩恵を受けれるのは一部の人々だけになります。

そのため、富裕層と貧困層の階級格差は縮まらず、多くの国民が低賃金で働いています。大学を卒業してもコンビニやスーパーの定員という人がたくさんいます。

フィリピンの教育

小学生の頃から英語が必修のフィリピンですので、フィリピン人講師の英語力は我々日本人と比較しても随分と高くなります。

しかしながら、フィリピンで大学まで卒業できるのはごく一部となり、多くのフィリピン人が高校も卒業できていません。小学校にも通えない子供が多くいるのが現状です。

フィリピン人の年収

フィリピンがまだまだ貧しく、多くの人が教育を受けていない国だと言うことがお分かりいただけたと思います。

それではフィリピン人の年収はどのくらいでしょう。日本とフィリピンの年収を比較したのが下記になります。

 年収月収
日本433万円36万円

(出典:国税庁 令和2年分 民間給与実態統計調査

こちらは日本人個人の平均年収となります。

 年収月収
フィリピン307,190ペソ25,600ペソ

(出典:フィリピン統計局

フィリピンの年収を日本円にすると約77万円、月収は約6.5万円です。

フィリピンは個人収入ではなく、年間世帯収入となります。つまり家族みんなで稼いだ金額ということです。

フィリピンの公務員の月収が日本円で約2〜3万円と言われており、フィリピンペソで約10,000ペソです。また、大学を卒業して企業に就職できた場合の初任給は日本円で約3〜5万円です。

家族の人数が多いフィリピン人ですが、月収にして約64,000円ほどで1世帯が生活していることとなります。

フィリピンの物価

日本と比較して収入が安いとなれば、その分物価も安くなります。

フィリピンの物価をまとめてみました。都市によっても変わりますので、あくまで平均(目安)としてご覧ください。

歯ブラシ70ペソ約175円
トイレットペーパー200ペソ/9個約500円
シャンプー150ペソ約375円
コカコーラ500ml24ペソ約60円
バナナ1房80ペソ約200円
ビール35ペソ約87円
タクシー初乗り40ペソ約100円
タバコ65ペソ約162円
マクドナルドのチーズバーガーセット125ペソ約312円

フィリピン人講師の他の記事はこちら。

まとめ

オンライン英会話のフィリピン人講師の時給は約300円、給料にして月収約26,000円ほどとなりました。

日本と比べると非常に安く感じますが、その理由はフィリピンの国家事情に要るものでした。

まだまだ貧困層の多いフィリピンでは、職も少なく収入が少ないのが現状です。しかしながら、家族の人数が多く働き手が豊富なのと物価の安さのため生活できています。

人件費の安さゆえに、フィリピン人講師のオンライン英会話は成り立っています。

この記事が気に入った方は前回の記事もどうぞ。

オンライン英会話のフィリピン人講師とネイティブ講師の違いを解説!メリットとデメリット

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