引用元:ECCオンラインレッスン
● 今回の記事では
ポイント
- ECCオンラインレッスンを始めてみたいけど評判を知りたいな?
- ECCオンラインレッスンはどんな人に向いているのかな?
- ECCオンラインレッスンについていろいろ知りたいな?
上記の悩みを抱える方に、オンライン英会話のECCオンラインレッスンについて解説いたします。
● この記事で分かること
- ECCオンラインレッスンの基本情報
- ECCオンラインレッスンの口コミ・評判
- ECCオンラインレッスンが向いている方
● 本記事の信頼性
この記事を書いている私は、アメリカ、カリフォルニア州ロサンジェルスの南、「オレンジカウンティ」に約5年半住んでいました。ネイティブの友人もたくさんできて、日本に帰ってきてからもFacebookなどで連絡を取り合っています。
はじめに
英語を話せるようになりたいから、オンライン英会話を検討する方は多いと思います。従来の通学する英会話スクールとは違い、インターネットで英会話を学べる手軽さが人気で多くの企業が参入しています。
ネットでオンライン英会話と検索するだけで、たくさんの検索結果がヒットするでしょう。それゆえに、どのオンライン英会話が良いのか初めての方にはなかなか分かりません。
安いからと言ってサービスも講師の品質も低いところは受講したくはないでしょう。
そんな方にはECCオンラインレッスンがオススメです。通学型のスクールから数えて約60年の実績のある老舗の英会話スクールが始めたオンライン英会話です。
とは言え、いきなり受講するのは気が引けるのではないでしょか。どんなオンライン英会話なのか知りたいと思われるでしょう。そんな方のためにこの記事では、ECCオンラインレッスンについて解説します。
実際に私がレッスンを受けた上で感想も述べていきます。良いところも悪いところも、余すところなく評価していきます。
この記事を読めばECCオンラインレッスンについて知ることができて、オンライン英会話スクール選びの参考になります。
ECCオンラインレッスンの基本情報
ECCと聞いて知らない方は少ないのではないでしょうか。英会話スクールだけでなく、ビジネススクールや学習塾を全国に展開する創業60年の総合教育・生涯学習機関です。ECCオンラインレッスンは、目に見えない「教育」を評価する国際規格の「ISO29993」の認証を2018年に取得しています。
ネイティブ講師、日本人講師、フィリピン人講師の3タイプが揃うので、初心者から上級者、キッズから社会人まで幅広く学ぶことができます。トヨタ自動車株式会社やダイハツ工業株式会社などの大企業や立命館大学などの教育機関でも導入されています。
英語だけでなく、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語も学べるマルチリンガル言語のスクールです。
そんなECCオンラインレッスンをもっと詳しく見ていきましょう。
ECCオンラインレッスンの講師
ECCオンラインレッスンの講師は、フィリピン人講師、ネイティブ講師、日本人バイリンガル講師の3つのタイプに分かれます。
講師になるには、書類選考、英語の試験、教育実演、最終面接をクリアーしなければいけません。教育に対する熱意を持っていて、我慢強い性格の人間力が高いことも採用基準となっています。
採用されてからも、1週間の基本研修と、3ヶ月間の研修期間があります。3ヶ月の研修期間中は週に最低20時間のトレーニングがあり、その後更に3ヶ月のモニター期間を設けています。新人講師が独り立ちできるのは7ヶ月目からと、他社と比較しても非常に厳しい基準となっています。
講師の人数は約250人前後です。フィリピン人講師が全体の約8割を占めており、次にバイリンガル日本人講師、ネイティブ講師となります。公式サイトの講師一覧からプロフィールや紹介ムービーを閲覧できます。
ECCオンラインレッスンの料金プラン
ECCオンラインレッスンの料金プランは講師により大きく2つに分かれます。「フィリピン人講師」と「ネイティブ・バイリンガル日本人講師」の2つになります。
フィリピン人講師
初めに「フィリピン人講師」の料金プランですが、「通常プラン」と「デイタイムプラン」があり、時間制限のあるデイタイムプランの方が安くなります。
通常プラン | 月額(税込) | レッスン単価(税込) |
月4回プラン | 3,080円〜 | 770円〜 |
月8回プラン | 4,620円〜 | 577.5円〜 |
1日1回プラン | 8,866円 | 286円 |
1日2回プラン | 13,640円 | 220円 |
開校時間は10:00~24:00。月8回プランは追加770円で最大62回まで受講可能です。月4回プランは追加770円で最大8回まで受講可能です。
デイタイムプラン | 月額(税込) | レッスン単価(税込) |
月4回プラン | 2,772円〜 | 693円〜 |
月8回プラン | 4,152円〜 | 519円〜 |
1日1回プラン | 7,967円 | 347円 |
1日2回プラン | 12,276円 | 267円 |
開講時間は平日の10:00~18:00まで。月8回プランは追加693円で最大46回まで受講可能です。月4回プランは追加693円で最大8回まで受講可能です。
ネイティブ・バイリンガル日本人講師
次に、「ネイティブ・バイリンガル日本人講師」になります。プランは通常プラン1つのみになりますが、開講時間が曜日により違ってきます。
開講時間 | |
日・土 | 8:00~24:00 |
月 | 7:00~24:00 |
火・水 | 6:00~25:00 |
木・金 | 8:00~25:00 |
通常プラン | 月額(税込) | レッスン単価(税込) |
月2回プラン | 8,360円 | 4,180円 |
月3回プラン | 12,540円 | 4,180円 |
月8回プラン | 31,680円 | 3,960円 |
支払い方法
支払い方法は、クレジットカード決済のみになります。
ECCオンラインレッスンの料金プランについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ECCオンラインレッスンの料金プランや価格はどうなの?他社と比較して解説します
ECCオンラインレッスンのコース・教材
次に、コースの内容になります。ECCオンラインレッスンでは下記の4つのコースが用意されています。
ポイント
- 日常英会話
- ビジネス英会話
- こども専用 オンライン英会話
- 中高生英会話
「こども専用 オンライン英会話」のeccオンラインKidsは、別の形態になっており今回ご紹介している料金プランや講師の国籍などとは違います。
教材は全てデジタルテキストになります。ECCの50年以上のノウハウを凝縮したオリジナル教材です。
「日常英会話」の教材では、レベルにより5段階と「英語で話そう日本文化」「Speech&Discussion」の7つのカテゴリーのテキストが用意されています。
1,000以上のトピックスがあるので実践的な学習が可能となっています。"a"と"the"の使い分けなど、日本人が間違えやすいポイントを丁寧に解説しているテキストとなっています。
ただテキストはレッスン30分前とレッスン中しか見ることができません。復習にもテキストを利用したい方は、オプション(月々990円 税込)で全テキストを閲覧できます。
「中高生英会話」のコースでは英検二次試験対策の教材が中心となります。担当講師はフィリピン人講師だけでネイティブ講師は選べません。レッスン終了後には1レッスンにつき10問のチェックテストがあり、学習内容を定着することができます。
ECCオンラインレッスンのテキストやレベルについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ECCオンラインレッスンのテキストやレベルについて解説!特徴を知って無駄なく受講
ECCオンラインレッスンのレッスン環境
ECCオンラインレッスンのレッスン環境は、独自開発のレッスンシステムです。webブラウザから受講できます。Skypeは必要ありません。
対応デバイスはパソコン、タブレット、スマホになります。iso端末の場合は、専用のアプリが必要になります。アプリは「App Store」からダウンロードできます。
講師の顔とテキストを同時で表示できますし、語学学習に大切な音声の品質の高さにも定評があります。その他、チャットボックス、ホワイトボード、メモなど便利な機能もあります。
ECCオンラインレッスンのサポート
サポートはメールとチャットボットになります。よくある質問も用意されています。
電話での問い合わせはできませんが、会員向け情報サイトが別のサイトで用意されています。こちらは情報豊富で大変まとまっており、プラン申込方法や受講方法の受講マニュアルや学習方法やトピックスなどが分かりやすく整理されています。
受講方法の項では、レベルチェックも用意され、ご自身に合ったレベルの教材を選択することができます。
ご自身で調べる必要はありますが、分からない事のほとんどはこのサイトで解決できると思います。他社ではあまりお目にかかれないECCオンラインレッスンならではの強みでしょう。
ECCオンラインレッスンのキャンペーン・クーポン情報
ECCオンラインレッスンのキャンペーン・クーポン情報はこちらの記事で紹介しています。
ECCオンラインレッスンのキャンペーン・クーポン情報!創業60年のレッスンをお得に
無料体験
ECCオンラインレッスンの無料体験レッスンは2回受けられます。ただし、講師はフィリピン人だけになります。ネイティブやバイリンガル日本人講師は選択できません。
受講可能期間は、会員登録後3ヶ月と他社と比較しても長いので余裕を持って受講できます。ただ、忘れるともったいないので予約は早くした方がいいでしょう。
注意してほしいのが、体験レッスンを受講前にプランを申し込むと体験レッスンが受講できなくなります。プランは体験レッスン受講後に決める方が良いでしょう。
無料体験だけでしたら、クレジットカード情報も登録する必要はありません。メールアドレスの登録だけで体験できます。もちろん、自動で課金される心配もありません。文字通りの無料体験レッスンですので、気軽に受けてみましょう。
無料体験レッスンはこちらから。
オンラインで外国語を学べる「ECCオンラインレッスン」無料体験レッスンプロモーション他社との比較
最初に比較する条件は下記となります。この条件で当てはまるのは、「weblio」と「kimini」です。
ポイント
- フィリピン人講師を受講できる
- 料金プラン
- 毎日プランがある
- 回数プラン4回、8回がある
weblio | 金額(税込) | レッスン単価 |
毎月 | ||
4回 | 2,728円 | 682円 |
8回 | 3,978円 | 497円 |
毎日1回 | ||
通常プラン | 5,778円 | 186円 |
平日プラン | なし | - |
kimini | 金額(税込) | レッスン単価 |
毎月 | ||
4回 | 2,156円 | 539円 |
8回 | 4,312円 | 539円 |
毎日1回 | ||
通常プラン | 6,028円 | 194円 |
ウィークデイプラン | 4,378円 | 約190円 |
「ウィークデイプラン」は平日の9:00〜16:00まで。
ECC | 金額(税込) | レッスン単価 |
毎月 | ||
4回 | 3,080円 | 770円 |
8回 | 4,620円 | 578円 |
毎日1回 | ||
通常プラン | 8,866円 | 286円 |
デイタイムプラン | 7,967円 | 約347円 |
「デイタイムプラン」は平日の10:00〜18:00まで。
残念ながらECCは全てのプランで2社よりも高くなります。
次に、「ネイティブ・バイリンガル日本人講師」を受講できるプランですが、ECCは他社と比べて随分と高くなります。
比較用にネイティブ・バイリンガル日本人講師を毎日受講できる「エイゴックス」と「ネイティブキャンプ」を載せておきます。
毎日プラン | 月額(税込) | レッスン単価 |
エイゴックス | 17,380円 | 560円 |
ネイティブキャンプ | 16,280円 | 525円 |
ECCのネイティブ・バイリンガル日本人講師の料金プランはこちら。
ECC | 月額(税込) | レッスン単価 |
月2回 | 8,360円 | 4,180円 |
月3回 | 12,540円 | 4,180円 |
月8回 | 31,680円 | 3,960円 |
上記のようにフィリピン人・ネイティブ・日本人講師の全てのプランでECCはコスパが良いとは言えません。
しかしながら、「安い」=「良いオンライン英会話」では決してありません。続けていくには料金プランの安さも大事ですが、一番重要なのは「英語を話せるようになる」オンライン英会話を見つけることです。
その他の比較は次の表になります。
ECC | weblio | kimini | |
レッスン時間 | 1回25分 | 1回25分 | 1回25分 |
講師の人数 | 約250人 | 約140人 | 約1000人 |
教材 | 少ない | 豊富 | 豊富 |
サポート | メール、チャットボット | メール | メール、ライン |
レッスン環境 | webブラウザ | webブラウザ | webブラウザ |
エイゴックス | ネイティブキャンプ | |
レッスン時間 | 1回25分 | 5分から25分 |
講師の人数 | 約400人 | 30,000人以上 |
教材 | 少ない | 豊富 |
サポート | メール | メールとカウンセリング |
レッスン環境 | Skype | webブラウザ |
比較するのにご紹介したオンライン英会話4社の口コミ・評判の記事はこちらです。
X(旧Twitter)の口コミ
良い口コミ
悪い口コミ
メリットとデメリット
特徴(メリットとデメリット)は下記が挙げられます。
メリット
- ネイティブ、日本人、フィリピン人3タイプの講師が揃う
- 講師の質が高く安定している
- レッスン5分前まで予約可能
デメリット
- ネイティブと日本人講師の人数は少ない
- ネイティブと日本人講師の料金プランは高い
- レッスン以外で教材を見るには別途追加料金が必要
基本情報のまとめ
基本情報をまとめたのが下記になります。
授業時間 | 25分 |
レッスン単価 | 220円から |
教材 | 無料と有料 |
講師の国籍 | フィリピン、日本、ネイティブ |
講師の勤務環境 | オフィス |
予約 | 必要 |
利用ツール | 独自プラットフォーム |
対応時間 | 講師により異なる |
無料体験 | あり、2回 |
適正 | 初心者から上級者 |
レッスン形式 | マンツーマン |
初期費用 | 0円 |
サポート | メール、チャットボット |
支払い方法 | クレジットカード |
運営会社 | 株式会社ECC |
設立 | 1975年 |
実際にレッスンを受講した感想・口コミ
ここからは私が実際にレッスンを受講した感想を述べていきます。レッスンの良かったところだけでなく、イマイチだと感じたことも述べていきます。
今回はフィリピン人講師のレッスンを受講しました。
ここが良かった
講師の質の高さ
最初に良かったところですが、講師の質の高さです。
最初に発音についてですが、フィリピン人講師ですので多少の訛りや聞き辛さは最初から覚悟していたのですが、思ったほどではありませんでした。もちろんネイティブ並みの自然で流暢な英語ではありませんでしたが、特に不便を感じることはなかったです。
他社のオンライン英会話のフィリピン人講師ですと、明らかにフィリピン訛りのある、間違った発音をする講師もたくさんいます。「文法や発音が正しい」ことが採用基準にある通り、フィリピン人とは言え正確な発音ができる人が採用されています。
発音以外の教え方ですが、こちらも熱意を持って取り組んでいるのが伝わってきました。所々にゲスチャーを交えて生徒にしっかりと伝わるように話します。多少子供向きな感じはしましたが、緊張しがちで何を話したら良いのか分からない初心者でもリラックスして安心してレッスンを受講できると思います。
講師の選考基準が厳しく、トレーニング期間が長いECCですので、他社のオンライン英会話のアルバイト講師のような雑なレッスンではありませんでした。
私は普段、初心者には日本人バイリンガル講師をお薦めしているのですが、ECCのフィリピン人講師なら初心者でも受講できると感じました。リスニング力の低い初心者の間は、分からないことは日本語で質問して理解した方が効率的なのですが、教える側の講師の質が高ければ英語だけでも良いでしょう。
もちろん、自分でリスニングのトレーニングをする必要はありますが、レッスン自体はテキスト通りに進んでいきます。予習を欠かさずにレッスンに挑めば、リスニング力の乏しい初心者のうちでも英会話力の向上を見込めると思います。
3タイプの講師が揃う
次に良かったと感じたのは、フィリピン人、ネイティブ、バイリンガル日本人講師と3タイプの講師が揃うことです。
「ここがイマイチ」の項でも述べますが、ネイティブ・バイリンガル講師の料金プランは他社と比較しても結構高いのは否めません。しかしながら、他社と比較して講師のレベルは高いので、本格的に英会話を身に付けようと考えている方は受講しても損はないでしょう。料金に見合ったレッスンを受けられます。
とは言え、初心者がいきなりネイティブ講師を選択するのはコストを考えるとあまりお薦めできません。(バイリンガル日本人講師なら良いと思います。)料金プランは月額制になります。月2・4・8回のプランでレッスン単価は4,180円です。フィリピン人講師の料金プランですと月4・8回プランならレッスン単価は770円です。
初心者のうちはリスニングができません。それゆえに、講師とコミュニュケーションを取りながらレッスンを受けると言うよりも、テキスト通りのレッスンになりがちです。分からないことを英語で質問して、英語で聞いてしっかりと理解することはまだ難しいでしょう。
初心者の間は英会話のレッスンでスピーキングの練習をすると言うより、基本的な文法と語彙を英語で学んで、便利なフレーズを覚えていくレッスンになると思います。
したがって、ネイティブ講師を選択するメリットがあまりありません。それならば、コスパの良いフィリピン人講師を選択したほうがお得です。経済的余裕のある方でしたらバイリンガル日本人講師を選ぶのも良いですが、まだこれからも継続できるか分からない方はフィリピン人講師のプランを選択したほうが良いでしょう。
英会話力を上達させるのにどうしても必要になってくるのが「継続力」です。「簡単に英語が話せるようになる」なんてことはまずありません。結局は自分自身の努力と繰り返しです。「どれだけ英語を聞いたか」「どれだけ語彙力を増やしたか」「どれだけ英語を話したか」だけです。
1年くらい継続できて英語力も中級者ほどに上達してから、ネイティブ講師を選択して自然な英語を身に付けていく方が良いと思います。
料金プランの違いはあれど、質の高い3タイプの講師が揃うオンライン英会話はあまりありません。創業約60年のECCだからこそ揃う優秀な講師陣だと思います。
フィリピン人講師の料金プラン
最後に良かったところですが、質の高い高品質なレッスンがお手頃価格で受講できることです。
ネイティブ・バイリンガル日本人講師ではなく、あくまでフィリピン人講師の料金プランですが、月4回プランでレッスン単価770円、月8回プランでレッスン単価577.5円、1日1回プランでレッスン単価286円になります。金額だけを見ればもっと安いオンライン英会話もありますが、ECCオンラインレッスンなら質の高いレッスンを受講できます。
私はこのブログでいつも初心者には毎日レッスンを受けることをお薦めしていません。何度も述べますが、リスニング力の乏しい初心者の間はレッスン自体を何度も受けるよりも、インプットとリスニングの練習に時間を割いたほうが上達します。
英語も聞けない、単語も知らない、状態でレッスンで話す練習をしても効果は低くなります。その為、1週間に1〜3回ほどのレッスンが初心者には最適になります。つまり1ヶ月で4〜12回ほどのレッスンです。月4回プラン月額3,080円と月8回プラン月額4,620円がちょうど良くなります。770円で追加のレッスンも受講できます。
レッスン単価の安さを売りにしているオンライン英会話の中には、レッスンと講師の質の低いところも多々あります。いくら料金が安くても上達しなければ、お金の無駄になります。品質と料金プランの釣り合いが取れているのは、ECCオンラインレッスンのメリットでしょう。
ここがイマイチ
教材の種類と内容
イマイチだったことですが、教材の種類と内容です。
先述しましたが日常英会話の教材は初心者から上級者まで5つのレベルに分かれて用意されています。オンライン英会話を始める方の多くが初心者ですので、初心者用のテキストが重要となります。レベル1の初心者用のテキストでも150レッスンになります。
レッスン数は150とかなりのボリュームがあり、少しずつレベルアップできるようになっているのですが、全くの初心者には少し難しいと感じました。基本的な文法の解説もありますが、それでも最低限中学校で習う文法を理解していないとレッスンについて行くのは大変だと思います。
教材のレベルだけを他社と比較すると、他社の中初心者にあたるレベルだと思います。疑問に感じたので調べてみて分かったのですが、「eccオンラインkids」の小学生プランの教材が初心者には向いていると思います。こちらの教材でしたら、英会話を習うのに一番大切な文法の基礎から学べます。
日本人が英会話を習う上で最初に苦労するのが、「S+V」「S+V+C」「S+V+O」です。日本語とは違い、英語では主語+動詞が基本になります。
中学・高校と英文法をしっかり学習した方ですと、当然のことと思われるかもしれませんが、実際に英語を話す段階になると「S+V」で話せない方が多くなります。頭では理解していても、英語で話した経験がない為にいきなり動詞を使用したりします。
このようなことを避ける為にも、初心者用の教材は第1〜3文型をメインとしたものが望ましいと感じました。
また、発音専門の教材がないのもデメリットだと思います。
私はこのブログで常々述べているのですが、初心者はまず発音を理解したほうが上達が早いと思います。英語でコミュニュケーションを取る上で、真っ先に必要になるのがリスニング力です。いくら便利なフレーズや言い回しを覚えたところで、相手の話していることを理解して会話ができなければ意味がありません。
しかしながら、今までの日本での英語の授業は読み書きばかりで、リスニングの練習はしておりません。多くの初心者は英語を聞いたことがない方ばかりでしょう。英語を聞く為には英語の音の成り立ちを理解する必要があります。
それが「発音」や「フォニックス」のレッスンになります。「eccオンラインKids」にはありましたが、大人でも受講できるよう発音専門のレッスンがあったほうが良かったと感じました。
講師の人数
次にイマイチだと感じたところは、ネイティブ・バイリンガル日本人講師の在籍人数の少なさです。
フィリピン人、ネイティブ、バイリンガル日本人講師と3タイプを選べるのはメリットですが、フィリピン人講師と比べてネイティブと日本人講師の人数が随分と少ないのが気になりました。在籍講師約250人に対して、フィリピン人講師は約220人前後、日本人講師が約20-30人、ネイティブ講師が約10人前後とほとんどフィリピン人講師となります。
他社と比較して講師の質が高いので初心者の間は必ずしもネイティブ講師を選ぶ必要はありませんが、本格的に英会話を身に付けようと思うと自然な英語を話すネイティブ講師の存在は大きくなります。
生徒が受講しているプランに対しての講師の人数でしょうからフィリピン人講師の人数が多くなるのは分かりますが、ネイティブ・バイリンガル日本人講師のプランを選んでいる生徒にも講師の選択の幅がもう少し広ければ良いと感じました。
料金プラン
次にデメリットだと感じたのは、料金プランのシステムです。
料金プランは「フィリピン人講師」と「ネイティブ・日本人講師」の2つに分かれます。どちらも月額制ですので同じ月に両方の講師を選択することはできません。
例えば、1ヶ月にフィリピン人講師のレッスンを3回、ネイティブ講師のレッスンを1回受講するなどです。もちろん両方の料金プランを受講することもできますが、両方合わせた受講可能回数は6回で1ヶ月の金額は11,000円を超えます。
他社ではポイント制を採用しているオンライン英会話もあり、フィリピン人は200ポイント、ネイティブ講師は1000ポイントとして、どの講師でも同じ料金プランで選択できるようになっています。
しっかりと研修とトレーニングを積まれた講師ゆえに、人件費の問題だと思いますが、好きな講師を選べないのは他社と比較してデメリットでしょう。
教材は見放題ではない
最後にイマイチだと感じたのは、いつでも自由に教材を見ることができないことです。
教材を見ることができるのは、レッスン開始30分前だけになります。レッスンを予約した前日に予習だけするなんてことはできないのです。
また、復習のためにも見ることはできません。復習にも教材を閲覧するためにはオプション(月額990円 税込)の加入が必要になります。予習・復習に必須の教材がいつでもオプションの加入なしで見ることが出来ないのは、生徒にとって大変不便だと感じました。
ECCオンラインレッスンのオリジナル教材ですので、あまり外部には出したくないのは分かりますが、大きなデメリットだと思います。
総評
それではここでECCオンラインレッスンの特徴と実際に受講してみた感想を踏まえての総評になります。
総評
- 質の高い講師が揃う
- フィリピン人講師でも大丈夫
- 教材の種類と内容には疑問が残る
流石は創業約60年の英会話スクールECCが運営するオンライン英会話です。オンライン英会話で最も大切な「講師の質」が高いレッスンを提供してくれます。
ただその反面、料金プランも高くなります。英会話スクールに通うのを考えればコスパは高いのですが、継続していくのにネックになりそうです。最初のうちはフィリピン人講師で様子をみて、継続できそうならネイティブ・バイリンガル日本人講師を選択するのが良いでしょう。
講師の質は高いのですが、オリジナルの教材に関しては他社と比較しても平均レベルだと思います。初心者に必要な発音やフォニックスの教材も日常英会話のコースにはありません。Kids用だけでなく、大人用にも発音コースか教材があったほうが良いと強く感じました。
とは言え、低料金のアルバイト講師が多い巷のオンライン英会話と比べれば、質の高い講師が揃うオンライン英会話は貴重です。本格的に英会話を学びたい方には良いでしょう。
こんな方が向いている
全レベルの方に向いていると思います。
本格的に英会話学習を始めるのなら、いきなりネイティブ講師を選択しましょう。一番おすすめで効果の期待できる受講方法です。初めのうちは様子見をしたいと言う方にはフィリピン人講師が低価格で受講できます。超初心者の方には日本語で解説・質問可能なバイリンガル日本人講師が重宝するでしょう。
ただ一番向いているのは中級者でしょう、最低限のリスニング力があり、講師とコミュニュケーションを取れるだけの英語力が身に付いている方がベストだと思います。初心者の間はリスニングと文法、語彙力を自己学習で向上させながら、レッスンでスピーキングの練習をするのが良いと思います。
反対に向いていない方は、大人でTOEIC対策をしたい方です。中高生用に英検対策のレッスンはありますが、TOEIC対策に特化した教材はありません。日常英会話のレッスンでもTOEIC対策にはなりますが、TOEIC専門のレッスンを用意しているオンライン英会話の方が効率よくスコアをアップできます。
まずは無料体験を受けてみよう
ECCオンラインレッスンのメリットやデメリットが分かっても、自分に合っているのかは実際に受講してみなくては分からないものです。
そんな時に便利なのが「無料体験レッスン」です。ECCオンラインレッスンの無料体験レッスンは2回受講できます。受講可能期間も会員登録後3ヶ月と非常に長いです。
選択できる講師はフィリピン人講師のみですが、自分が求めているオンライン英会話かを見極めるには積極的に利用しましょう。
無料体験レッスンを賢く利用して、ECCオンラインレッスンを実際に体験してみましょう。
無料体験レッスンはこちらから。
オンラインで外国語を学べる「ECCオンラインレッスン」無料体験レッスンプロモーションまとめ
今回の記事では、オンライン英会話のECCオンラインレッスンについて解説しました。
創業60年のECCが運営する3タイプの講師が揃うオンライン英会話です。厳しい採用基準をクリアーした講師が在籍していますので、効果的なレッスンを受講できます。
しかしながら、料金プランの高さと平均レベルの教材がデメリットとなります。
オンラインでお手軽に始められる英会話ですが、ご自身に合うスクールを見つけるのは苦労します。この記事を参考にしてください。
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